2008年 10月 08日
Ldap でWindows のポリシー管理 - ZCM エージェントの配信
ZCM Agent 10.1 の対象となるデバイスは
・Windows XP pro sp3(x86,x86-64)
・Windows Vista SP1(x86,x86-64)
です。それ以外のデバイスは対応していません。(マニュアルにはこれしか書いていない)ですから、基本的に全て現在使用中のPCについては XP sp3 には最低限アップグレードしておく必要があります。
-Deployment Taskを使う方法-
があります。
これは左のメニューリンクから Deployment (展開)を選び IP 範囲を使った検出タスクを実行したあと、 Deployment タスクを実行すればよいようですがまずうまくいくことはありません。
要因はいろいろあるでしょうが、例えばアンチウィルス機能が外部との通信を遮断したり、レジストリの変更をブロックしたりといった原因がありそうです。このあたりはもう一度、詳細にケースがあれば、報告します。
マニュアルの Descovery and Deployment (P43あたり)の項には、いろいろ基本的なテクニックがありそうですが、今回はこの中から Standalone で、直接ターゲットのコンソールから実行する方法を試してみました。
(/opt または C:\Program Files) \Novell\Zenworks\download\setup\
に各32bit/64bit 用のセットアッププログラム PreAgentComplete*.exe があるのでいずれかを選んでインストールします。NoRM とあるのはリモートコンソールエージェントを含まないものです。Complete は完全版ですが Complete が付かないものはインベントリだけのもの(?)です。これらを必要に応じてメディアやネットワークサーバに共有してセットアップを実行します。
おそらく、Windows のパッチによってうまく動作しなくなった場合はこれらのプログラムのフィックスが出てくると思われますので、PreAgent の位置は覚えておいていいでしょう。
-PreAgent を手動で直接実行させる方法-
旧 ZENworks をご利用の場合や、Novell ネットワーク(eDirectory 環境)では NAL やログインスクリプトを利用すると良いでしょう。あるいはこれらのプログラムをなんらかのメディアで配布することが一番確実です。
ただし、実行ユーザはおそらく Administrator 権限が必要なので注意してください。
インストールが開始されると、小さなダイアログが表示されます。
この間にサービスが始まりバックグラウンドでインストールが開始されます。
インストールが完了するとダイアログを5分出して、そのままリブートします。
Windows のログオンダイアログとは別に ZENworks のログイン画面が出ます。
コンテキスト設定がないことに気がつきますか?
ここからZENworks Server を経由して LDAPサーバに認証を行い、ポリシーをダウンロードします。タスクトレーからプロパティを確認します。
これで、このPCはZENworks の管理下に入ったことがわかります。
実際に ZENworks Control Center から Device > Workstation から、Inventory を収集していることを確認することができます。
Detail ..... のリンクを開くと詳細なインベントリを見ることができます。
次回は、このPCとユーザにポリシーを定義してポリシーがダウンロードできるかどうか確認します。
-KeyWord-
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この他の情報はこちらを参考にしてください。
非番のエンジニア