2008年 11月 12日
SLES 10 で Cybozu Garoon 2.5.0 を 2.5.1 にアップデートできない。
SUSE Linux 10 Enterprise Server (SLES10)上で サイボーズ・ガルーン2 (2.5.0) を 2.5.1 にアップデートできない。
アップデートは問題なく終了するが、アクセスすると表示されるバージョン番号が 2..5.0 のままである。
インストールされたログ ./install.log には次のエラーが記録されるが、
mmap cache can't open /grninst/install/versionup/update.csp - Permission denied (pid 18027)
インストーラがエラーを検出したりすることは一切ない。なんの問題もなくアップグレードは終わったように見える。
-対策-
インストーラを実行するディレクトリの権限が 777 、インストーラのオーナーグループを nobody:users にすると問題なくインストールできる。
# mkdir /grn-inst <-- インストール用テンポラリ
# chmod 777 /grn-inst <-- 誰でもアクセスできるように権限をつける
# chown nobody:users /grn-inst
# cp grn-2.5.1-Linux-x64.bin /grn-inst
# chown 777 /grn-inst/grn-2.5.1-Linux-x64.bin
# cd /grn-inst
# sh grn-2.5.1-Linux-x64.bin <- コピーした下のディレクトリでインストーラの起動
root で /root のホームディレクトリにダウンロードして実行すると 2.5.1 のインストーラは必ずアップデートに失敗する。
-原因-
インストーラの権限の問題
試用版の「注意事項」に追記されています。
バージョンアップマニュアルにversionup/update.csp を使ったアップデート方法の記載(P14 - 11項)の記載があります。
-キーワード-
サイボウズ ガルーン cybozu garoon ldap SLES10 2.5.0 2.5.1 インストール アップデート
この他の情報はこちらを参考にしてください。
非番のエンジニア
この度は貴重なご指摘をいただきましてありがとうございます。
ガルーン2のバージョンアップ手順における注意事項についてはリンク先PDFマニュアルに
下記の内容にてご案内いたしております。
「インストーラーを、Web サーバーの実行ユーザー(Apache など)が実行可能な
ディレクトリに配置してください。配置ディレクトリまでのすべてのディレクトリに
実行権限が必要です。」
しかし、今回のエントリを拝見しまして該当Webページの記載方法が、アップデート情報
を参照される方にとってわかりにくいのではないか、と感じました。
そこで、参照していただきたい情報がより明確になるよう記載内容を整理いたしました。
今後とも、サイボウズをよろしくお願いいたします。
無事、実機のアップデートに成功しました。
当所の表現が穏当ではなかったことについてはお詫びします。
幾つかの文章を修正しました。
私とお客様にとって長いお付き合いになりますので、今後もお世話になります。
islandcenter.jp Nakajima