2008年 12月 10日
ハイエンドは伸びているが全体で減少するサーバ販売
2008年Q3の世界サーバー売上高は5%の大幅減、不況が直撃-米IDC調査
不況のせいといわれているけど
エントリ(25,000ドル以下)は前年同期比7.2%減。ミッドレンジ(25,000ドル以上50,000ドル未満)は同9.5%減。ハイエンド(50,000ドル以上)は同4%増。
ローエンドサーバの販売が低迷して、ハイエンドだけが売れるというのも面白い状況です。従来の考え方であれば、ローエンドサーバを重ねてロードバランスするという考え方があったのですが、そういった役割がブレード化、あるいは仮想化に動いているわけです。
ブレード化=仮想化ってわけでもありません。ローエンドでも電気も食うし、廃熱もある。こういうニーズがブレード化であろうし、ハイエンド化は仮想システムそのものという感じがします。
ブレードサーバの顕著な伸びに対して、ハイエンドの微増というのも、仮想化の入り口を感じるわけです。
面白いのは、分散化と集約化というのが、時代に合わせて伸び縮みしているというところでしょう。