XEN+SUSE で Windows 2000 サーバ(?):レガシーマイグレーションの試み

お客さんから宿題を頂戴しました。有難いことです。
今動いている、Windows 2000 サーバを仮想化できないか、というご相談なので、早速テストしてみました。このテストで使うのは、安物の Core 2 Duo のノートマシンで、いつも枕元に置いている私のメインマシンです。メモリだけは4Gバイト搭載しています。 ハイパーバイザーは openSUSE の XEN ハイパーバイザーです。Windows 2000 Server のメディアはご好意により sp4 をお借りしました。

※サーバのメディアだと思っていましたが、見ての通りWS版でした。訂正してお詫びします。恥をしのんで間違えた原文を棒線しました。そのつもりで突っ込み甲斐があるなと読んでいただけると有難いです。

作業時間は順調に行って30分程度です。

まず、サーバ(といってもノートPC)を XEN カーネルで起動します。起動したあと、CDドライブに Windows 2000 Server のメディアを入れて、読み込みができることを確認します。

-それでは開始-

YaST > Virtual Machine Manager > New VM
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新しいマシンの作成します。「OSをインストール」
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OS テンプレートは Windows XP, 2000, 2003 を選びました。
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インストール用に物理CDメディアを指定します。ISOを使う場合は、ISO ファイルのパスを指定してください。
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仮想マシン名、仮想ディスク、インストールメディア(物理CD装置かISOファイル)MACアドレス、CPUの数、メモリなどをセットすます。ほとんどデフォルトで問題ありませんでした。
デフォルトで選ばれたネットワークアダプタは AMD の PCINET です。
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ここでEnter > Windows 2000 仮想サーバのセットアップが始まります。
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「ようこそ」の画面
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キーボードは日本語キーを選択しました

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セットアップが開始されます。
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パーティションの作成です。Cキーでフォーマットを開始します。必要に応じてサイズを決めます。デフォルトで8Gバイトです。
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フォーマットとファイルのコピーが始まります。
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コピーが終わると再起動します。
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ロケールの設定です。
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会社名、ユーザ名を登録します。+>?j}などの特殊文字記号はキーボードで正しく認識されているようです。
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コンピュータ名、アカウント名をセットします。
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時刻の設定です。
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ネットワークの設定です。ここでは手動を選んでどうなるか見てみましょう。
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デフォルトでは AMD PCI nic がえらばれています。10baseものです。
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とりあえず、 IP を固定してみましょう。あとで XEN 用ドライバをインストールする場合、このアダプタは削除しなければなりませんが。
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コンポーネントの追加が始まります。
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ネットワークウィザードが起動します。
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ここでひとつリターンを押してしまいました。さて何だったのでしょうか。

初期管理ユーザのパスワードの設定画面です。
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これで、仮想マシンのコンソールからネットワークに接続できます。仮想ドライバをネットワークからコピーするなり、ダウンロードするなりオーケーです。

それでは SUSE の XEN 仮想化ドライバを導入します。
SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack (SLE VMDP)
落としたら、自己解凍して Windows 2000 の setup.exe を実行します。
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指示に従い、導入と再起動(2度)します。ネットワークのプロパティで、SUSE 用 XEN アダプタが導入されていることが確認できます。

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10M Nic が 1G に代わります。これで幸せになれます。
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さて、これで(ノベルの保証外ですが) OpenSUSE 上の XEN 仮想化システムで Windows 2000 Server が動作することがわかりました。

テストに使ったのはどこにでもある Core2 Duo ノートなので、ここで作られた仮想化システムのイメージを本番用 SUSE Linux Enterprise Server 11 に転送して実運用環境に移行させることができます。

Core 2 Duo + openSUSE で作った完全仮想化のイメージは無事に AMD PII 920 の SUSE Linux Enterprise Server 11.1 に移行させることができました。

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これで Windows 2000 上で開発した業務用アプリケーションを、XEN がサポートするディストリビューションがある限り、ハードウェアのサポートが切れても利用できるわけですね。

アプリケーションの専門家ではないので、この後、どうアプリケーションを実装するのかは色々工夫が必要ですけど、数年前に苦労したシステムもこれで延命を図ることができます。



-Keyword-

SUSE Linux SLES 11.0 XEN openSUSE 11.1 仮想化 Windows 2000 Server レガシーマイグレーション Win2000S

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Commented by OGU at 2009-07-18 09:59 x
こんXXは。

CentOS+XENでうちの環境ではWin2000Svrの動作はしています。

PtoVの移行に関しては、Vmwareconverterで一度VMイメージに変換して別のフリーソフトでXenイメージに変換しましたが。。。

試した事はありませんが、コストがあればPlate Spin PowerConvertなどでPtoVの方が楽かもしれません。
Commented by islandcenter at 2009-07-19 01:01
コメントありがとうございます。ShadowProtect という商品があるので
http://www.storagecraft.jp/
どこまで使えるかなと今気になっているところです。XEN でも W2KSがおおよそ問題ないという実績の積み重ねですね。大手SI屋はやりたがらない仕事をできるだけ自分たちだけでやってみることも重要だと思います。PlateSpin とかだとコンサルタント料だけで桁が違いそうで手が出ません。

コメントありがとうございました。
by islandcenter | 2009-07-17 18:49 | XEN | Trackback | Comments(2)