2008年 06月 30日
役者は揃った
いよいよ、仮想化の大本命 W2K8S ハイパーバイザーがリリースされました。 SUSE+XEN より2年は遅れているだろうし、VMware にすれば、今更なにを、の気分でしょうが、汎用的なシステムの汎用機能というのは常に専業メーカーの専用ソフトウェアを駆逐するのが常。
あと、3年たてば、「そういやVMware ってあったね。懐かしいね。」って言われそうな危機感が VMware にはあるのでしょう。誰も高い金だして仮想化ソフトウェアと専門的なエンジニアが必要なく仮想化システムが出来上がる時が来るでしょうね・
まぁ、今のところ Windows oin + SUSE XEN または SUSE + HV on Windows のどちらかの組み合わせしかないのだろうけど、RedHat の凋落ぶりからすると、 Windows の上で Linux または Windows プロプラエタリを動かすのが全体の8割になりそうな悪寒。
もっとも Windows on Windows のライセンス体系がどうなるかの疑問も多く、今までどおり、一人しか乗らないクルマに5つのシートを付けて、5人分のライセンスを要求するような商売がいつまで続くかも疑問でしょう。
2008年 06月 30日
混迷する RedHat の仮想化戦略
2008年 06月 28日
SLES 10 で Reverse Proxy を設定する
Transrate English
Reverse Proxy はインターネットから、ファイアウォール内部のウェブサーバーにアクセスさせたいときなどに利用します。
YaST > Network Service > HTTP Server を開きます。必要に応じて Apache が自動的にインストールされます。
HTTP Server Configuration から Server Modules Tab を開き、Proxy, Proxy_http を トグルスイッチで Enable に変更します。

Main Host タブから Add ボタンで ProxyPass, ProxyPassReserve オプションを追加し、代理元となる IntraServer の Directory と IP Address をセットします。
ProxyPass: /dir http://MyIntraServer
ProxyPassReserve : /dir http://MyIntraServer

Finishボタンで終了します。
この設定内容は /etc/apatche2/default-server.conf
に設定されます。

ブラウザから http://MyReverseProxy を開き http://MyIntraServer/dir が開けることを確認します。
ほんとうに、こういうことを簡単にテストできる仮想化(Virtulization) XEN ってすごいですね。
-Key Word-
SUSE. SLES, SLES10, Reverse Proxy,YaST, リバースプロクシ、リバースプロキシ, Apache, HTTP
非番のエンジニア
これは Wintel 王国の崩壊か
インテル,「Windows Vista」へのアップグレードに消極姿勢
今の Intel 86x64 を Vista は生かしきれていない。単に早い32ビットOSでしかないのである。セッカク2Tのメモリが使えるし、コアもマルチコアできるのに。
早く Windows 7 の姿をみたいものだ。
2008年 06月 27日
ニッポン人は RedHat が大好き
どこまで信憑性があるのかは不明ですが、 RedHat でトレンドを見ると、日本語、日本の地名がズラリと上位に.....

ためしに ubuntsu なんて入れると、ほぼ日本語だけ。
全体の傾向が良くわかります。
2008年 06月 27日
PlateSpin って何だ?
PlateSpin 社はノベルが今年2月に買収した仮想化ソフトウェアのマイグレーションツールを開発している企業です。
P2V(物理マシンから仮想マシン)への移行を行う PowerConvert 、惨事復旧のためのリモートデータマイグレーションなどの製品を開発しています。
2008年 06月 20日
openSUSEの新版が提供開始
2008年 06月 11日
Novell、GroupWise Messengerの脆弱性に対処
Novell、GroupWise Messengerの脆弱性に対処
あまり使っているところは少ないと思いますが。
Download.novell.com から
GroupWise Messenger 2.0.3 Hot Patch 1 Client for Windows - US and Multi
(gwm203_client_win_multi.exe) で検索すると出てきます。
2008年 06月 06日
Windows on SUSE Linux Enterprise Server 10 SP2 + XEN 3.2
前回は止めた方がいいとまで言った SUSE Linux + XEN 3.2 の環境ですが、冷静になってどこが変わったかをチェックしてみましょう。
今回は新規に Windows をインストールしてみました。
-Windows を PAUSE-
pause ボタンが有効になりました。

ちなみに Pause から Unpause すると、 Pause していた時間だけしっかり時刻が進みます。突っ込みどころがなくすごく賢いです。
ただし、たまにこの "PAUSE" の文字が出ない場合があります。 Virtulization Manager ではしっかり Pause しているのでだまされてはいけません。
-Detail から CD/DVD の変更ができる-

たしかにメディアの変更機能は便利になったという感じがします。何しろ操作が面倒でしたからこういったワンタッチの機能は改善されました。
ただし USB の自動認識機能はありません。これはちょっと残念でしょうか。
-xm save が使える-

xm save コマンドが有効になりました。ただし、GUI から xm restore の機能はないので、 xm restore はコマンドラインから実行する必要があります。間違えて RUN すると再起動してしまうので注意が必要です。
なるほど、これならWindows を Live Migration できるでしょう。
この点が SLES 10 SP2 + XEN 3.2 の最大の売りとなるポイントです。
-ショートカットキーが使える-

従来の XEN 3.0.4 では CTRL+ALT+DEL を押す場合、こわごわと CTRL+DEL を押して最後に ALTキーを押すとログインダイアログがポップアップしましたが、このバージョンではショートカットキーが用意されています。
どうせなら CTRL+ESC や ALT+ESC と言った OES2 NetWare でお馴染みのキーも使いたいところですが、新しいキーマップは登録できません。
-その他-
マウスポインタの動きが自然になりました。3.0.4 では X Window の上で動くマウスは時折妙な動作をしていましたが、マウスの使用感は自然です。
Windows をインストールする際はデフォルトで vcpu=2 となるようです。もっとも、テストで使用したPCが Dual Core なので、 Quad Core や Dual *2 のような環境では vcpu=MAX になるのかも知れません。
-Conclusion-
細かな機能については良くなった改善点があります、しかし、 XEN 3.0.4 で動作していた Windows のディスクイメージがそのまま動かないところがあるので SLES 10 SP1 上で XEN + Windows を構築している場合はアップグレードはお勧めできません。
ただし、新規にインストールする分にはテスト運用レベルでは不安定さを感じるけれども十分機能します。もう少しフィックスして欲しい場面はいくつかありました。特に Virtulization Manager の不安定な部分はフィックスしてもらいたいところです。これでは顧客には勧められません。
また、全体的にパフォーマンスが低下しているような気がします。ほとんど XEN 環境で Windows を使うのであれば、 Remote Desktop を使うはずですが、明らかにパフォーマンスの低下を感じます。 XEN のドライバではなく、Windows のプリインストールのドライバを使っているためで、ドライバの問題だと思います。安定して動作するドライバが提供されるのであれば、オッケーをだしてもいいところです。
SLES or OES NetWare + XEN 3.2 の環境では特に移行には問題ありませんでした。もしこれらのシステムをマイグレーションするのであれば問題はないでしょう。
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 10. SP1, SP2, Update, Domain-0, Windows on XEN 3.2 Environment, xm pause, restore,
非番のエンジニア