2015年 08月 20日
Windows10 にアップデート/初期セットアップしたらまずするべき事。
この記事の内容は書き換える可能性があります。
は一般メディアでは「良くなった」事ばかりが強調されていますが、実際に Windows XP/Windows7 から移行すると、「過剰に便利で余計なお世話な機能」が余りにも多くあります。こうした機能は使わない、あるいは初期設定で削除して、ユーザとヘルプデスクの負荷を減らす事を検討してみました。 Windows10
そこでエンタープライズ環境で Windows10 の「どこをカスタマイズして」簡単に悩まず使える環境になるのか、デフォルトで使ってはいけない機能、変えておくべき変更点、を考えてみました。実際の細かな手順は別記事になっています。
セットアップはローカルアカウントで行います。大抵は、管理者用のアカウントを作って、その後、ユーザアカウントを作る事になるでしょう。ネットワークに繋いだままだと「Microsoft アカウント作れよな」とうるさいので、ケーブルも Wifi も切っておきましょう。ローカルアカウントを作成してくれます。大抵の場合は、ローカルアカウントか、ドメインアカウントを使うでしょう。
- パーティションはC:とD:に分ける -
Windows10は、最低30Gb程度のC:ドライブで動きますが、アプリケーションを入れたり Windows Update に10G程度の空きが必要となります。 推奨する C: ドライブは 60Gb から 100Gb 程度ですね。何かと Windows 10 がトラブル起こした時は、復旧用のパーティションや復旧ディスクなんかからC:ドライブを初期化したがるのでC:に重要なデータを保管するのは止めましょう。Windows7から10へ移行、パーティション分割、C:ドライブの拡張、 MiniTool Partition Manager は超便利
net use z: /delete /yesnet use z: \\mynas\share\backuppauserobocopy /S /E /R:1 /W:1 /LOG:Z:\backup.log D:\ Z:\backup
net use z: /delete /yespause
新品の場合は、エクスプローラから、「コンピュータ名」を右ボタンで「管理」を選びます。”記憶域” > ”ディスクの管理” から、C:ドライブを”縮小”して、新しくD:ドライブのパーティションを作成しています。こんな簡単な作業でもBTO販売やPCショップに頼む場合は5000円くらい取るので、自分でやっています。Windows 7/8x からアップデートするなら、大事なデータは全部バックアップ先に”移動”するか、ディスクのクリーンアップをして、デフラグしてから実施すると良いでしょう。
Microsoft Windows 10 Home April 2018 Update適用 32bit/64bit 日本語版【最新】|オンラインコード版
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(2020/1/16 14:35時点) あとは、ドキュメントだのピクチャだののフォルダの「位置」を D: ドライブにしておいて、C:ドライブには重要なファイルは置かない、という主義を貫けば、常にD:ドライブ丸ごとバックアップコピーすれば、万が一C:ドライブを初期化した時でも、少なくともD:ドライブは保護されるわけです。
初期設定でマズイ、ネットワークの禁忌事項を全て解除します。ネットワークのプロパティ>”ネットワークのドライバ名”の下にある構成を開き xxxx offload 系のパラメータで Enable になっているものは全て Disable にします。 これらを Disable にしてトラブルになったことはありませんが、Enable にしてトラブルが起こることは良くある話です。特にリモートデスクトップが異常に遅い場合は大抵はこのパラメータです。しかもデフォルトで Enable なので、始末が悪い。ついでに IPV6 も Disable にしてしまいましょう。普及が進まない ipV6 を有効にしても、家庭内や社内ネットワークが ipV4 しか使えない環境では余計なパケットが走りまくるので邪魔な以外、意味がありません。
ipv6 は殺してしまえ。検疫システムの限界 - 今後のIT資産管理
- クイックアクセスの変更 -
クイックアクセスは恥ずかしい。という事で、クイックアクセスには「よく使うファイル」を表示させないようにします。その代りクイックアクセスにはピン留ができるので、これはこれで便利な機能です。また、フォルダオプションに、エクスプローラを開いたときのデフォルトの表示を、クイックアクセスにするか「PC」にするかの選択トグルがあります。 Windows7/8 風に利用させたい場合は、「PC」にするのが良いでしょう。
OneDrive はエクスプローラの非常に目立つところにあります。従ってユーザは「とりあえずファイルはここに保存しておこう」という事になります。OneDrive の機能も意味も分からずにやっちゃうわけですね。USBメモリを使わなくても、自宅にファイルを転送できる。風呂敷残業も自由自在で、特別なセキュリティ対策のない「自宅PC」から情報漏えいがあっても、管理者は原因を突き止める事ができない、というネットワーク管理の重大なアナとなります。利用目的が分かっているヒトには便利な機能でしょうが、一般的に利用するには無駄に負担がかかる機能です。さっさと削除します。※ なお、 Windows10からは、エクスプローラに「ごみ箱」は表示されません。System.IsPinnedToNameSpaceTree というレジストリを操作する事で表示されたり、消したりできるようです。このレジストリをイジルと、OneDrive そのものの非表示も変更できるようですから、壊れても構わないぞ、というチャレンジャーさんは、調べてみてください。※ 追記「ごみ箱」は、レジストリを弄らなくても表示できます。ついでに 2017 Creators Update 以降はコントロールパネルのアイコンも表示するようにすると良いでしょう。こちらをご覧ください。
百害あって一利なしの「高速スタートアップ」はさっさと無効にしましょう。シャットダウンして、周辺機器やディスクをつなぎ直して、「あれぇ!」と悲惨な事故を起こさないためにも、高速スタートアップは無効にします。残念ながら、Home 版にはこの機能を殺す方法はありません。こいつは、無効にしておいても、Windows8 からのアップデートで見事にゾンビの様に復帰して「有効」になっていました。頼むからこの機能は削除して欲しいものです。その代りにハイバネーションとかを使えばいいだけの話です。
- タスクビュー(仮想化デスクトップ)ボタンの削除 -
タスクビューは、例えば、エクスプローラと、ドキュメントアプリケーションと、画像加工ツールなどをひとまとめに「タスク」とする機能です。当然他の「タスクビュー」も作れます。ブラウザと、電子メールのアプリケーションを一つのタスクとする機能です。うまく使うと、「ドキュメント作成作業」と、「メールの返信作業」が「別なタスク」として、タスクビューを切り替えれば、作業を切り替えて集中できるのですが、この機能自体が、イタズラにエンドユーザの操作を混乱させる可能性があることは容易に想像できます。ある意味 Windows10 の「良くなった一番便利な機能」だと思うのですが、 Linux 系のデスクトップを使った事のあるヒトなら、まだまだ「使いづらいなぁ」と思います。タスクビューボタンか Windows+TAB キーでなければアクセスできない。間違ってタスクビューを押してしまって、「目的の画面がない」と騒ぎ出すエンドユーザと、何が起こっているのか分からないヘルプデスクの闘いは見ものになりそうです。例えば openSUSE 13 のワークプレースは、カーソル移動だけで、ワークプレースの一覧が出てくる。ドラック&ドロップでアプリケーションを別なワークプレースに移動できる。しかし Windows10 のタスクビューは、タスクビューボタンを押すか Windows+Tab でタスクの一覧を出して移動させるのが面倒くさい。タスクビューにアプリケーションを入れ替えるには、右ボタンで「移動」させるか、タスクビューの中から別なビューにドラック&ドロップしなければできない。1アクション多いのです。だから「これ何ぁーに?」と聞かれる事も多いでしょうし、他のタスクビューを開いている状態で、タスクバーのショートカットをクリックすると、新しくアプリケーションが開いてしまう。つまりデフォルトでは使いづらい。完成度が低いのです。これを避けるためには、常に「タスクビュー」という新しい概念をユーザが知っている必要があります。目的のアイコンをクリックしたら、全然違うファイルを開いてしまった、というミスオペレーションを避けるためにも、タスクビューは慣れるまでの間はボタンを削除しておくのが良いでしょう。また、タスクバーに常時、今アクティブなタスクに切り替えられる様に、アクティブなバーをタスクバーに表示させます。「設定」>「システム」>「マルチタスク」>「仮想デスクトップ」を「全てのデスクトップ」に切り替えます。 これでタスクバーのアクティブタスクをクリックすると、1クリックで自動的に仮想デスクトップが切り替わります。それにしても使いにくい。ついでにデフォルトで「新しいデスクトップ」が3つほど初期設定されていますが、これはユーザにPCを配布する前に Windows+TAB キーで、リストを出して、全部、×ボタンで削除しておくと良いでしょう。
- 視覚効果 -
必要かどうかの判断は難しい事ですが、「視覚効果」を無効にすることで、Windows7 の UI に近いデザインになります。 コントロールパネル>システムの詳細設定>パフォーマンスで視覚効果を抑制できます。「パフォーマンス優先」にすることで視覚効果を無効にします。カスタムメニューもあるので、これはユーザフレンドリーだと思われる効果だけをチェックする事ができます。
- プライバシーオプション -
これは幾つかの選択があります。例えば、カメラもGPSも付いていないデスクトップPCの位置情報やカメラアクセスを許可しても意味ありません。(もっとも動作もしない)しかし、GPS内蔵のタブレットPCでは、位置情報を送る必要がある訳です。 残念ながら、この設定はグループポリシーではできない様です。もっとも Microsoft Active Directory のグループポリシーは「OU単位でナンボ」でザックリしていて、ほとんど使い物にならないでしょうから、一台一台必要の可否を検討しなければなりません。グループポリシーの雑な機能では、これらを一台一台設定することはほとんど不可能なので、こういう仕様なのかもしれません。この様な設定をグループポリシーで制御しないのは、タブレットやスマートフォンなどのモバイルユーザをどう制御するかの、中途半端な迷走の様なものを感じます。
- ストアアプリの禁止 -
項目はあるには、ありますが、 Enterprise Edition か文教用 Edition しか使えません。Pro版では GPO で無効にできないようです。
Windows 10 Pro でグループ ポリシーを使って Microsoft ストアを無効にすることはできません
ストアアプリのインストールをポリシーで制御できないという事が、重大な欠陥なのか、戦略なのかは判りません。いずれにせよ Windows7 的なのっぺりしたUIだけがあればいい、という事にはできない様です。
- 通知の抑制 -
通知が便利なヒトもいれば、ウザいと思う人もいる訳です。プレゼンテーションや、外回りのセールスなんかで、客先で画面を開く機会が多いユーザの場合はオフにします。 ただ、残念ながら、この設定はグループポリシーではできない様です。もっともADのグループポリシーは、コマメなユーザ毎、グループ毎の設定ができず、OUをまとめてドーンなので、あまり使い勝手がイイとは思えません。Novell ZENworks のようなサードパーティ製のグループポリシー管理ツールの今後に期待しましょう。
- 従量課金、トラフィック管理 -
設定>ネットワークとインターネット> Wifi の項目を確認します。 会社支給のスマートフォンで、テザリングした場合、Windows Update だとか、アプリのアップデートなど、とんでもない不愉快な請求書が届くことになります。これは Wifi の SSID 毎にやらなければならないので、ちょっと大変です。社内の Wifi とか、コンビニの無料 Wifi では無制限、スマートフォンの SSID の場合は容量をキッチリ制限しなければなりません。もっとも無線機能のない有線環境では特に気にする必要のない事です。
- Windows Update のソースを変更する -クラウド時代のサイバーテポドン Windows Update の回線帯域を確保 ※追記これも重要です。テザリングだとか、細い回線使っていると、知らぬ間に、アプリのアップデートが行われてしまいます。当然、通信料金は ISP さんへのお布施になります。月末に速度制限に引っかからないよう、ストアアプリのアップデートは抑制しましょう。<-- 2016/3/11
複数のPCを同じアカウントで、それぞれ異なったPCの設定をお節介にも同期してくれます。普通不要なので、よほどのものでなければ同期をOFFにします。
Creator Update 以降はメニューから消えてしまいました。
隠れていないでコントロールパネルは出頭しなさい!
https://islandcnt.exblog.jp/239349637/
アイドリング中、スリープにでも入ればいいのに、いきなりスリープ解除してCPUが動き出して、電源は消耗しつくし、カバンの中身をダメにする排熱を避けるにはWindows10 の停止しておきたいサービスとタスク
従来まであった、"システムの保護"が無効化されています。システムのロールバックができないので、軽い障害なら、ロールバックできるよう、システム保護は有効化しておきます。Windows10 デフォルト無効のシステム保護の有効化
間違って、マルウェアなどの、犬のウンこを踏まないための必須の設定重い、遅いを改善する Windows10 のエクスプローラの設定
どうせ、デスクトップPCであれば、スピーカーもマイクもカメラもないのに Skype なんて使わないでしょう。そもそもノートブックであっても、職場や公衆の場で PC に向かって「ごにょごにょ」話している姿はミットモない、ってか一般的な東京人には気持ち悪い。どうせ使うなら、普通のヒトはタブレットやスマートフォンの無料通話アプリを使うものです。携帯電話OS から既に Microsoft は撤退していますから、Windows 版 Skype ははっきり言って全く使い物にならない。Skype がインストールされていると、何故か起動直後に Skype のバックグラウンドサービスがCPUを占有していたケースがありました。一体、何をコソコソしているんでしょ。サッサと Skype は削除しましょう。
Windows 10でMicrosoft Storeアプリを削除する方法https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=018096
まだまだ、不明な所もありますし、今後 がアップデートされると、改良(悪)される部分もあるでしょう。これで全てという事はありません。この記事の内容は書き換える可能性があります。 Windows10
こうすべきだ、というご意見があれば、コメントください。
OES Linux でフォルダの容量制限付きアーカイブ専用ファイルサーバー:サーバーをゴミ箱にしない工夫夏の暑さで Windows ノートPCが夏バテでいきなりリブート、再起動する対策
-Keyword-
Windows10 デフォルトで使ってはいけない。禁止、停止、使わせない。
2015年 08月 15日
極悪 Windows10 の OneDrive を無効にする
その中でも極悪なのが Microsoft の OneDrive です。OneDrive はローカルに保存したデータを、利用者の意思にも関わらず、無目的にクラウドに転送しようとするため、ただでさえ空けておきたい上り回線に、余分に無意味な負荷をかけてしまいます。
Windows10激重、HDD アクセスが 100% になりっぱなしを何とかして!
C:\> gpedit

設定した後は gpupdate を実行します。C:\>gpupdateポリシーを最新の情報に更新しています...コンピューター ポリシーの更新が正常に完了しました。ユーザー ポリシーの更新が正常に完了しました。C:\>
C:\> gpupdate
ファイルサーバーのフォルダ容量制限(ディレクトリクォータ)
https://islandcnt.exblog.jp/238412872/
ファイルサーバーをファイルのゴミ箱にしない工夫
https://islandcnt.exblog.jp/21300561/
夏の暑さで Windows ノートPCがいきなりリブート、再起動する
https://islandcnt.exblog.jp/239289808/
Windows7 からWindows10 にアップデートしたらまずするべき事
https://islandcnt.exblog.jp/21565084/
クラウド時代 Windows Update チューニングで回線帯域を確保
2015年 08月 12日
恥ずかしいクイックアクセスを Windows10 で非表示、削除する
エクスプローラを開くと、真っ先に昨日の夜に開いたファイルのサムネイル、履歴が、勝手にズラーリと羅列される。まぁ「正しいニッポンの闘うサムライビジネスマン」なら、家族の目の前でPC開いて、ラスベガス出張の時に手に入れて、昨日の深夜にヨッパらって、秘密の具足櫃にひそかに隠した、本場の黄表紙だの春画のファイル名やサムネイルが表示されたりして、下半身の品格が疑われる事は....ま、フツーないと思いますが、先ほどまで作っていた顧客の名前のドキュメントなんかのサムネイルなんかがお客さんとのプレゼンテーションの時に表示されてしまうと、他のお客様との打ち合わせで「コッパズカシイ」思いをする事もあるでしょう。それだけじゃなく、そのファイル名が打ち合わせしている顧客のライバル企業だと、エクスプローラ開いただけで実質的な情報漏えいです。
「へぇー、お前こことも取引してんだ」みたいな....、
余計だ、お節介やめろ、シッシッ!アッチ逝け、一生見たくない、みたいなのがクイックアクセスというWindows10 で真っ先に見つかる余計なお節介。
例え、風呂敷残業のついでに、開いた NAS のファイルパスまで残ってしまうので始末が悪い。
という事で、このWindows10 の邪魔なクイックアクセスからあなたの下半身の品格と、「あァーたはモぉ」「パパやらしい、エッチぃ」という阿鼻叫喚フォークは飛ぶは、ジャムの瓶の中身はぶちまけられ、茶碗はひっくり返る、夕方のダイニングテーブルから家庭の平和を、じゃないな、過去の開いたファイルの履歴を表示させない方法です。あーぁ、黄表紙がそこにあるって丸わかりじゃん...Orz.... そこでエクスプローラから「クイックアクセス」を右ボタンで「オプション」を開きます。

オプションの中から「プライバシー」の中の「最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する」のチェックを外します。

ついでに「エクスプローラの履歴を消去する」も「消去C」してしまいましょう。
これでエクスプローラには、マイドキュメント以外が表示されなくなり、人類と家庭の平和が守られるのですが、クイックアクセスには「ピン留」という逆技があります。つまりよく使うフォルダを「クイックアクセス」に登録してしまうのです。これにより、エクスプローラの中に「やる気システム満々」なアイテムをズラーリと羅列できるわけです。「ほーら、パパちゃんと仕事してンだろう? な」みたいな。
そのためには、よく使うネットワークの共有フォルダなどを「クイックアクセスにピン留め」します。 これで、エクスプローラの平和と仕事の効率に平和が訪れます。
Windows7/8 でエクスプローラを開くと "MyPC" の中のドライブであるとか、ドキュメントフォルダがデフォルトで開くわけですが、できるだけ Windows10 風に使わせず、あくまでも従来の I/F にしておきたい場合があります。その場合、エクスプローラのオプションから「エクスプローラで開くフォルダの参照」を "クイックアクセス" から "PC" に変更します。これで、そのまんま Windows7/8系の 初期画面に変更できます。
重い、遅い、応答なし、を改善する Windows10 のエクスプローラの設定Windows7 からWindows10 にアップデートしたらまずするべき事。クライアントPCのBCP対策 D:ドライブにドキュメントを保管・バックアップ
Mac にも似たような機能があります。
Mac の恥ずかしい「最近使った項目」を表示させない方法
OES 2018 Linux でフォルダ容量制限付き Mac 向けファイルサーバーOES Linux でフォルダの容量制限付きアーカイブ専用ファイルサーバー:サーバーをゴミ箱にしない工夫夏の暑さで Windows ノートPCがいきなりリブート、再起動するWindows7 からWindows10 にアップデートしたらまずするべき事
2015年 08月 11日
Windows10 のタスクビューと検索アイコンを表示させない
が、あまりにもアイコンが小さすぎて使いづらい。慣れてしまえばどうと言う事はないのですが、既に、起動しているアプリケーションのタスクバーのショートカットを間違えて叩いて、「あれぇー!」となってしまう事がよくあります。
もし企業向けに大量に Windows7 -> Windows10 への移行をするならば、タスクビューを使わない様にしてあげるのも「親切」な場合があります。

タスクビューを消すには、タスクバーを右クリックして、「タスクビュー」のチェックを外すだけです。ついでに、あまり使わない「検索アイコン」も消してしまいましょう。
islandcenter.jp
ボタンがなくて寂しい場合は Windows + Tab キーで表示されます。
-keyword-
Windows10 タスクビューを表示しない。タスクビューを使わせない。
2015年 08月 05日
ISO を使った Windows 10 のオフラインアップデート
Windows10 1903 から 2004、ISOでアップデート
Windows10 手動で ISOファイル から Fall Creators Update にアップデートするWindows7から10へ移行、C:ドライブの拡張には MiniTool は便利クラウド時代 Windows Update チューニングで回線帯域を確保
また、企業などで Windows 7/8 混在環境で全てのPCをオンラインアップデートすると、とたんに回線がパンクするという、ナイスな方法をマイクロソフトは提供しています。しかも Windows10 アップデートは、Windows Update Service (WSUS) も無視してくれるみたいですし、プロクシを通したところで3Gバイトものコンテンツをキャッシュするプロクシの設定は考えたくない。というか Windows Update はほとんどプロクシキャッシュを無視してくれるので、全世界何億台のPCが Windows Update 経由で にアップデートします。効率悪い。 Windows10
※ ISO アップデートは Windows のライセンス認証が正しく引き継げない場合があります。この場合、Windows7 に「回復」をして(はぁー、すごい時間がかかる)、Windows Update をしつこくやって、「田」アイコンからオンラインインストールする必要があります。ブロードバンド環境ならいざ知らず、4G回線などの場合は、契約の容量を使い切ってしまうので注意しましょう。静かにコンビニなんかの駐車場で無料 Wifi を使う必要があります。
-MediaCreationToolx64 のダウンロード-
まずは Windows Media Creater をダウンロードします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10

このツールをダウンロードするには、32bit OS では 32bit 版、64bit OS では 64 ビット版 が必要です。後述しますが、機能は全く一緒の様です。 Windows10
ちなみに、この画面が出てくるまで台所でコップ一杯の水を飲むくらいの時間がなぜかかかります。起動できないと「再起動しろ、この馬鹿」と言われますのでご注意を。

ここでエディション、アキテクチャの選択ができます。Windows10 Home と Pro, 32bit, 64bit の選択ができるので、必要なものを選びます。どうしてわざわざこんなツールに 32/64 の両方があるのか理解できません。という事で一つの Media Creater ツールで HOME/Pro, 64Bit, 32Bit を落としておきます。一つ3Gですから、回線によっては時間が掛かる訳ですが、使っている Windows の負荷状態でダウンロードの速度は違う様です。決して回線をフルに使ってダウンロードしているわけではない様です。そこで、4本落とすのに4日かかりました。

USB ではなく ISO を選びます。

ファイル名は "Windows.ISO" なので W10-32pro.ISO などに変えておくこと。
そして長い事待つ。
ダウンロードが終わったら、ISOイメージをDVDメディアに書き込みDVDより再起動(敗因)
ちなみに、4~5Gb程度のシステム空き領域が必要なので、"32GbのSSD" なんてシステムの場合、要らないファイルから、再インストールできるアプリケーションなんかは全部消して、ディスクのクリーンアップが必要です。折角育ったゲームの課金もあきらめて全部消しましょう。
-じゃやってみようか-
Bios > CD/DVD ブート
言語などの選択>次へ
「今すぐインストール」
あ、ライセンスコードの入力を求められた.....(負けた)
つまり、DVDブートはクリーンインストールなので、アップデートするには、セットアップDVDの setup.exe を実行する必要があります。
-setup.exe から-
と言う事でISO 書き込みした DVD から \setup.exe を起動します。

※後で気が付いたのですが、別に ISO を DVD に焼く必要はないですね。8.x では ISO マウントできますし、Windows 7 でも Deamon Tools などがあれば、別に焼かなくてもマウントできてしまえばいい。実際に2台目は NAS の ISO ファイルをマウントして setup.exe を実行してアップデートできました。これはこれで便利です。その代り古い世代なのでタップリ5時間かかりましたが.....
更新プログラムは後でやるので「今はしない」オフラインでもアップデートしたい場合はこれを選べばよいのでしょうか。

タップリ待たせてくれます。
ライセンス同意

ここで、以前の環境を引き継いでくれる事が分かり安心します。ひたすら長い間待つ

ここから全画面に

長い間じーっと待つ
ここからはハードコピーが取れないのでちょっと残念。
インストールしています。ここではまだそれほど時間はかからない方。
コンビニで弁当でも買ってきてください。
>再起動
Windows8と同じ起動ロゴ
「WIndows をアップグレードしています 0%」
「もうしばらくお待ちください」(100%までたっぷり待つ。ファイルのコピーにたっぷり待たされるので居眠り)
>再起動
目が覚めても、まだ待たされる。機能とドライバのインストール。アイスクリームを食べたくなった。スーパーへ行ってこ。

再起動
システムを更新しています...設定の構成。また待たされる。
「ようこそxxさん」>次へ
「簡単設定を使う」以外の選択肢は「カスタマイズ」で通知関連のオンオフ切り替え、ヤバそうなのはOFFに
「新しいWindows の新しいアプリ」たぶん使う事はないと思うけど次へ。
サインインで、今までのメールアドレス、パスワードでサインイン。
アプリの設定、最後の設定、また待たされる。またトイレに行きたくなった。
「PCの電源を切らないでください」>切りたくなるのをじーっと我慢。
あと少しです。>待たされる。アイス買って来よう。
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と言う事で、無事、 へアップデートできた、と思ったら、Intel のどこにでもある内蔵ビデオカードが認識できていない。ネットワークにつながっている事を確認して、標準VGAのドライバを削除して、ネットワークからインストール。この時点でネットワークが使えないとアウトです。 Windows10
これで何とか使い物になるようになった。

やっぱりドライバのバックアップは欲しい。このツールは便利なので、新しいPC買ったときは必ず入れて置きます。ドライバがローカルにあるのは心強い。
http://www.drivermagician.com/
何となく、テキストが小さくて見にくいので、フォントサイズをコントロールパネルから変えてみる

とまぁこんな感じで無事アップデートは終了、ここまでISOのダウンロードを除いて約3時間。ナイスな週末の午後を過ごせます。
インストールが終わると、「OneDrive の設定をしろ」と出てくるのですが、これもの敗因です。 OneDrive という極悪ソフトウェアサービスは、インターネットの上り、下りの回線を石潰しの様に使いまくって、ネットワークをトンでもない状態にしてくれるソフトウェアです。同期が始まるとブラウザも使えない。全くリソースの無駄遣い。
この極悪 OneDrive は削除(というか機能させない)方法があります。
この後、Windows Update かけて再起動したのですが、遅いのなんの。メモリ8G積んでいても起動直後は5G以上使ってくれます。
全体的にはWindows10 はWindows 8.1 の 30% 増し位に重くなりました。多くのニュースサイトで提灯ライターに絶賛されている、 Windows 10 というのはこんなものです。
Windows Update Server(WSUS) ではなぜか Windows Vista と表示されます。

アップデートなんかかけて再起動したら、10年前の Windows XP の起動並に、起動中にコーヒーを淹れるほどかかります。起動しただけでメモリ5Gb使うって、どんなシステムよ。

※後で気が付いたら HyperV で子鯖が動いていた。それでもアップデートできてしまったというのもある意味凄い。ちょっとオチとしてはひどい話でした。(大敗因:そりゃ重いわ)
まぁ Linux とデュアルブートしているPCでもブートローダーの書き換えがなかったのは、ヨカッタ。
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まったく、インターネットメディアは何かと Microsoft 製品はヨイショする訳ですが、ほとんどがクリーンインストールだろうし、悪い事は絶対書かない。しかし、実際にやってみると、これほどUI云々ではなく、使い物にならないほど重いデスクトップはありませんね。タスクビューは便利だけど、Linux デスクトップでは5年以上前の技術だし、新鮮味もなし。
-大量導入-
ISO があれば、人手を使っての企業などの組織に を一挙に大量導入ができるかな、と考えてみましたが、甘い。今は考えられそうもありません。お金が余って仕方がないお客様の場合、新規に全部のPCを入れ替えるなら、十分検討するべき事ですが、既に、多くのPCが Windows7.1 などを使っている場合、この全てを ISO 経由だとしてもPCを Windows 7/8 から 10 へアップデートする事は、このアップデートにかかる「時間というコスト」を考えるとお勧めしません。 Windows10
何しろ、ほぼアップグレード可能なPCであっても、1台あたり最低でも3~4時間はかかるわけですから、その間、エンドユーザさんには「シエスタ」してもらうしかない。外部の業者がやるにしても、一人当たり、一日2~3台が限度です。もっとも一人8台ノルマとしても、8人のエンドユーザが「一日シエスタ」する訳ですから、それを避けるためにも、代替機が必要になります。さもなければ、業務を止めなければできません。
現実的には、当面 Windows7 プリインストールマシンを導入して、いよいよニッチもサッチも行かない状態で順次 プリインストールマシンをカスタマイズして導入という事になりそうです。恐らく、慎重なエンドユーザは Windows7 のサポートが終了する 2020 年以降も Windows7 を使い続ける事になりそうな予感がします。 Windows10
ユーザ企業では、やっと昨年あたりに Windows7 への移行を済ませたばかりで、いくらマウスとキーボードで使いやすい、と言われる Windows10 への移行は簡単ではありません。
まして、最新のハードウェアで動く Windows7 マシンと言っても、 へのアップグレードは時間と手間がひどくかかる事を心すべきです。もし「誤って」アップデートしても、一応、元の状態には条件付きでリストアできるわけです。 Windows10
それでも、こいつは「最後のWindows」なので、この後はないのです。サポートライフサイクルから、あと10年は使いつづけなければならないPCOSです。
慣れるって怖いですね。
クラウド時代 Windows Update チューニングで回線帯域を確保したい