ここでは SUSE Linux Enterprise Server 12(SLES12) を SLES15 にマイグレート・アップデートする手順について説明します。インターネット回線がショボいので、作業そのものはオンラインではなく、オフラインのローカルネットワーク内で実施しました。これはこれで正解です。

SUSE Linux Enterprise 15 (SLES15) のインストール

SLE 15 へのマイグレーションは "Upgrade Guide" によると SLES11sp4 もしくは SLES12sp3 からはオフラインアップデートのみopenSUSE Leap 15 からはオンラインアップデートのみがサポートされているようです。まず詳細はドキュメント ”Upgrade Guide" をチェックしてください。

1.1 Supported Upgrade Paths to SLE 15

- 用意するもの -

        • インストール用 SLE-15-Installer-DVD-x86_64-GM-DVD1.iso はDVDに焼いておきます。
        • パッケージDVD SLE-15-Packages-x86_64-GM-DVD1.iso は今回は HTTP サーバーの中に用意しました。
        • インターネット接続環境 - 最新のインストーラをダウンロードします。
        • DHCP/DNS - ローカルLANにリポジトリを準備した際に必要です。


パッケージISO は 7G の容量があるので、片面二層のDVDかブルーレィディスクが必要になります。今回は HTTP 経由でアップデートを行うので、別な手元の HTTP サーバーに ISO ファイルをマウントしておきました。

# mount -o loop /Path/To/file.iso /srv/www/htdocs/sles15/package1

- アップデート -

インストールメディア "SLE-15-Installer-DVD-x86_64-GM-DVD1" で起動します。

全体の流れを4分程度の動画にしてみました。(盛大に音出ます)


F2キーで言語を切り替える事ができます。

a0056607_13380376.jpg

ここで日本語が出ると、いかにもなぁな異色な表示なので、好みで英語に切り替えました。SLE Desktop や openSUSE の様にデスクトップ用途で日本人のエンドユーザが利用するなら日本語表記もいいのですが、サーバー用途では、まず日本語環境は必要ないので、英語のままにしておきます。

a0056607_13382681.jpg

Upgrade を選び、インストーラを起動させます。

a0056607_13390056.jpg

インストール用リポジトリから、最新のインストーラをダウンロードします。ここが遅い......

a0056607_13392153.jpg

おなじみの言語設定とキーボードテストです。今回作業に使ったのは US キーボードなので、キーボードも英語です。106 日本語キーボードの場合は Key board Layout は Japanese を選びます。

a0056607_13394184.jpg

License Agree をチェックして

a0056607_13401186.jpg

公式なリポジトリではないので、警告が出ます。

a0056607_13402961.jpg

ここで、アップデートソースを "HTTP" を選びます。DVDを使う場合は途中でメディアチェンジが必要になると思います。DHCP 環境でなければ右上のボタンからネットワークの設定が出来そうです。(知らなかった.....)

a0056607_13405669.jpg
※ 何も指定しないと Base System のみインストールされます。

HTTPサーバー側にマウントした Package DVD1 の HTTP サーバーの URL をセットします。

a0056607_13421898.jpg

インストールする Role (役割) をチェックして必要なサービスを選びます。ここでは 基本的なサーバー機能, GUI や、サーバー用のパッケージ、古いレガシーコマンドを選びました。

a0056607_14015635.jpg

アップデートのサマリです。 Additional Language にインストール済の Japanese が残っています。

a0056607_13425004.jpg



Start Update します。

a0056607_13432058.jpg

ローカル LAN のリポジトリサーバーからパッケージをダウンロードするので、15分程度でアップデートが終わりました。

再起動します。

a0056607_13442524.jpg
無事アップデートが終わりました。startx を使ってデスクトップが使えるか確認します。

a0056607_13465380.jpg

gnome デスクトップは SLES12 の環境を引き継いでいます。オペレータマニュアルの訂正が必要ですね。

パーティション構成を YaST Partitioner で確認します。

a0056607_13472962.jpg

/etc/os-release でバージョンを確認します。

a0056607_13474869.jpg


この後、YaST SUSE Customer Center (SCC) でサブスクリプションを登録して YaST Online Update (YOU) でパッチを適用すればOKです。

サブスクリプション購入はこちらから



How to install samba on SUSE Linux Enterprise 15 (SLES15) インストール

--
SUSE Linux, openSUSE Leap 15, SLE15, SLES15, Migrate, Update, バージョンアップ, マイグレーション, 方法


by islandcenter | 2018-11-27 13:54 | SUSE | Comments(0)

SUSE Linux (openSUSE/SUSE Linux Enterprise) で、パッチなどのパッケージアップデートを行うには二つの方法があります。一つは zypper コマンドによる

# zypper update

で一挙にアップデートパッチを適用する方法です。

コマンドラインツールによるソフトウェアの管理

初回のアップデートを行うには単純で便利な方法ですが、必要か必要でないかのパッチを全てアップデートされてしまいます。細かなアップデートをコマンドラインで全部覚えるのは、ただでさえ少ない私たち(私だけ?)の脳味噌メモリをパンクさせてしまいます。

PR


- YOU によるアップデート -

もう一つの手段が YOU (YaST Online Update) を使ったパッチの適用です。

YaSTオンラインアップデート

YOU (YaST Online Update) によるオンラインアップデートは GUI(yast2) またはメニュー形式(yastコマンド)の操作なので、zypper コマンドラインのオプションや、パッケージ名をウル覚えで、よく知らなくても容易にアップデートを行うことができます。デスクトップから yast アイコンを起動するか、X ターミナルから

# yast2 & (GUI版の場合)


# yast (メニュー形式の CUI 版の場合)

を起動して、 Software > Online Update を選択することで YOU を起動し、必要なパッチをチェックして適用します。

a0056607_11133463.jpg


openSUSE の場合 "Configuration" メニューを開くと、YaST のメニュー画面から "Online Update Configuration" のメニューアイコンが追加されるので、ここから、定期的な Online Update を自動的に行うことができます。

a0056607_11144157.jpg


テキスト版 yast の YOU 画面
a0056607_11153172.jpg


ダウンロード中
a0056607_11170201.jpg



--個人的には、zypper を使ったアップデートは初回だけ。次回以降は YOU を使って自動的にパッチを受け取るか、手動でフィルタを使ってパッチを選択するのが手軽で良いと考えています。

YaST (yast2) による SUSE Linux のパッケージ管理, インストールと削除

SUSE Linux 15 YaSTの基本



How to install samba on SUSE Linux Enterprise 15 (SLES15) インストール

--SUSE Linux, openSUSE, SUSE Linux Enterprise, zypper, yum, apt, update,SUSE Linux, SUSE Linux Enterprise Server, SUSE Linux Enterprise Desktop, パッケージのインストール、パッケージのアップデート、パッケージの削除、パッケージの依存性, apt, yum, zypper, rpm コマンド,opensuse update コマンド,opensuse パッケージ管理, suse linux update, suse アップデート, suse package update, suse linux コマンド, suse yum update, opensuse update command





by islandcenter | 2018-11-03 11:23 | SUSE | Comments(0)