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夏も近づくソーメンが旨いこの頃、PCが勝手にリセットされたり電源が切れたりという事に悩まされます。まず大体は、コンピュータの冷却が足りないのでCPUの温度が一定以上になるとソーメン安全装置が働いてリセットさたり、勝手に電源が落ちたりするわけです。通常 50~60℃の場合であれば、まず問題ないのですが、70℃を超えると危険域に入ります。

あ、こりゃソーメンの季節かな、と.....


linux なら sensors というパッケージがあるので、これでCPU近辺の温度を監視できます。

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Windowsであれば、それなりのフリーウェアが転がっているのでソーメンの、じゃないなCPU温度をチェックしてみれば良いでしょう。

CPUID HWMonitor

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Windows の極悪 No.1 の superfetch (sysmain) は止めているし .....

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Windows10 の停止しておきたいサービスとタスク



ちょうど女の子とソーメン茹でて茹で上がる直前に「携帯電話」が鳴ったような、なんだかそういう時に限ってトラブルは出るものです。






という事で、コンピューターの温度を下げるには、一番熱を出すCPUをいかに冷やすのかという事になるのです。

まぁデスクトップの場合は対策は色々考えられます。

- 筐体を開けて、掃除機とエアダスターで掃除する。経験上、これでCPU周辺温度が10℃近く下がったことがあります。
- 筐体ファンの増設。効果は割と疑問。マザーボードからの配線が面倒で単にうるさいだけかも。HDDを増設している場合は配置位置により地味に効果はあるかな。
- CPUファン、クーラーの交換。ついでにグリスも塗り替え。このレベルになるともう自作趣味の世界ですね。

といった対策がデスクトップ筐体の場合できます。
しかいノートブックの場合はなかなか手ごわいわけです。

- 冷却台。そこそこ効果もあるがそこそこ金がかかるし、手がかからないがもうやっている。
- 筐体バラしてエアダスターで掃除。私の場合、絶対に組み立てなおした後、大抵ビスが一本余る
- 筐体バラして、CPUファンのグリスの塗り替え。私の場合、絶対に二度と電源が入らなくなるのがわかってる。たぶん組み立てた後ビスが2本余る。もうBTO職人の世界です。
- 新品のノートPC買っちゃう。これが一番精神衛生によく、昨夜の生焼けステーキの様に懐具合にはよくない善悪表裏の世界。
- エアコンをぶん回す。くそ暑い季節なのに、ブルゾン要るし、後で東京電力の請求書が怖い。

という事で、「メンドクサイ」という単純な理由で、ほぼ電源OFFしないで使っているボロボロのノートPCが、ボコボコにリブートしまくるようになりました。「女の子からの突然の告白」の様に心の準備がないままやってくるので、何が原因かはわかりません。ただ、たしかにメモリを食ってCPUを使いまくる処理をしていて、ファンがブンブン唸っているときに頻発するわけですね。

しかもそう言ったときに限り、バックグラウンドで、Linux のディストリビューションのダウンロードなんかやっている。

困ったものだ。

- という事でノートPCの一番簡単な熱対策 -

つまりCPUに負荷がかかるから、発熱が起こるわけで、負荷をかけなければ良い。必要なタスク以外は全部止めて..... と行きたいんですけれど、必要なものは必要だから動いている。そこで「CPUそのものの使用量を制限しよう作戦」を発動させてみました。

「田」ボタンの「歯車」マークを開きます。

設定システム 電源とスリープ電源の追加設定プラン設定の変更

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詳細な電源設定の変更プロセッサの電源管理

- システムの冷却ポリシー : アクティブ
- 最大のプロセッサの状態 : 70~80% 程度に下げる

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どうやら、これでここのところ頻発した「いきなりリセット病」はここ数日は収まったようです。

ただし、タスクマネージャで見ると、高負荷時はCPU負荷は80%で高止まりするというのが難点なんですけどね。CPUのクロックも下がっています。

しかしファンの駆動頻度も減りました。やれやれです。

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まぁ実用的には問題ないので、当面この設定で逃げますが、購入して3年以上たった古いノートブックはいずれ発熱問題で起動すらできなくなる、という症状に襲われるので、そろそろお出かけ用のノートPCを据え置きして、新しいPCを買う予算をどうしようか。

それが一番の問題だったりします。

SUSE+Zabbix4 で夏場のCPU温度監視と温度グラフの作成
https://islandcnt.exblog.jp/239387011/

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勝手に再起動、windows10、pc 突然落ちる、再起動。電源, pcが再起動したのはなぜですか,superfetch,sysmain,sysmain ssd



by islandcenter | 2019-05-30 14:10 | Windows | Comments(0)

ここでは

openSUSE Leap 15.1 インストール

の補足として、openSUSE Leap 15.1 で変わったネットワークの設定方法について説明します。

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- wicked d VS. network-manager? -

openSUSE 15.1 から、デフォルトのネットワークの設定が Wiked から Network-Manager に変更されました。解説の詳細はドキュメントを参考にしてください。

ネットワーク接続の設定

Wicked – A Network Manager

従来の Wiked でのネットワークの設定ではなく ”Network-Manager" による設定がデフォルトです。従来通り、 YaST で設定する場合は、インストールの際に「ネットワークの設定」を "Network-Manager" から ”Wicked" を選択します。Wiked により、従来の YaST でのネットワークの設定が行われます。

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Wicked <----> NetworkManager の違いを簡単に動画にまとめました。(音出ます)




私の守備範囲である SUSE Linux Enterprise Server (SLES) では Wicked しか選べないため、あまり気にならなかったのですが、openSUSE と SUSE Linux Enterprise Desktop(SLED) では Networrk-Manager でのネットワークの設定(IPを設定)ができていたようです。openSUSE 15.1 より Network-Manager がデフォルトになったため、「なんじゃこれ?」になるわけですね。

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という事で、サーバー用途、デスクトップ固定ワークステーションでは, Wicked、モバイルワークステーションでは Network-Manager を使いましょう、という事です。

Wicked でIPを設定する方法はこちらをご参考下さい。

SUSE Linux (SLES12)  YaST で固定 IP アドレスの設定をする

YaST > System > Network Setting の "Global Options" タブから "Network-Manager" を選ぶと、YaST の設定ボタンがグレーアウトして設定できなくなります。

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その代わり Network-Manager から、IPの設定を行うには、GUI上にあるアプレットで変更します。下の絵は、gnome のアプレットの起動の仕方です。検索ボックスから "Settings" を検索すると "設定" アイコンがでてくるので、これを起動します。

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"ネットワーク" セクションを開くと IPv4 はデフォルトでDHCP になります。

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新規にプロファイルを追加すると手動で固定 IP のプロファイルが作成できます。

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重要なのは YaST ではネットワークの構成を変えるには root パスワードを要求されることですが、Network-Manager でアプレットを操作する場合は、root パスワードを要求しないという事です。プロファイル自体の変更/作成/削除には root パスワードを要求するものもありますが、モバイル環境のエンドユーザは自由に出先で容易に、事前に用意したたプロファイルを選択して、接続環境を切り替えることができます。

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勿論、このアプレットはGUI環境で動作します。最低限、KDE、gnome のデスクトップ環境が必要だ、という事です。そこで、サーバー目的で openSUSE を使う場合は、Wicked で YaST でネットワークを構成する方が良いだろう、という事になります。


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使ってわかる信頼性 大家さんです


by islandcenter | 2019-05-27 10:18 | SUSE | Comments(0)

世界的にはメジャーでも、東洋のガラパゴス諸島ではド・マイナーな、openSUSE Leap 15.1 が出ていたので、openSUSE Leap 15 とどの程度変わったのかを確認してみました。本番の Leap 15.1 は5/22頃リリースされました 

ダウンロードはこちら。

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一つ古い openSUSE Leap 15 はこちらをご参考下さい。機能的には大した差はないのですが、アイコンデザインが大きく変わり、コスメティックな変化が大きい様です。

openSUSE Leap 15 Install : インストールファーストインプレッション

結論から言うと、マイナーアップデートとは言えないほど印象が変わりました。

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信頼性はさくら

SUSE Linux Enterprise sp1 はこちらをご参考下さい。

SUSE Linux Enterprise 15 sp1(SLES15 sp1) インストール :ファーストインプレッション


全体のインストールから初期設定を6分の動画にまとめました。
Install openSUSE15.1(Beta)インストール(盛大に音でます)


正式版リリースされました。 bata 版とほとんど変わりません。(陽気に音出ます)


- Wicked から Network-Manager にデフォルトが変わった -

従来デフォルトが Wickedだったので、YaST でネットワークの設定変更を行っていたのですが、openSUSE Leap 15.1 から Network-Manager にデフォルトが変更になり、YaST では設定ができなくなりました。

サーバー目的で使う場合は、YaST を使うことになると思うので、「ネットワーク の設定」は Wicked に変更しました。

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もっとも、YaST > System > Network Settings の Global Option タブに Network-Manager <---> Wicked の切り替えがあります。ここで設定方法を変更できます。


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Network-Manager を使う場合 gnome では GUI 上の "Settings" アイコンを使うことになります。

GUIからの設定なので、サーバー運用するには、Wicked で YaST を使う方が便利ですね。Network-Manager で設定する場合は、モバイル用のGUI、DHCP 環境などに向いているようです。いかにもモバイル用途からデスクトップ、軽用途サーバーに向いている汎用ディストリビューションである、openSUSE らしいインストーラです。

もっとも、テキストをゴリゴリ書き換えて設定する強者もいるとは思います。

openSUSE Leap 15.1:ネットワークの設定はYaSTではなくアプレットで




ネットワーク接続の設定

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日本語版

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- パーティションのデフォルト構成が変わった -

/home を XFS フォーマットでデフォルト別パーティションだったものが、単一 / (ルート) パーティションになりました。ディスクサイズが小さいからかもしれません。

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- アイコンデザインが大きく変わりました -

"YaST がない!" と思ったら、こんなアイコンデザインになってしまいました。YaSTの中身自体のアイコンデザインも変わってしまいました。

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- 日本語版 YaST の文字化け Japanese YaST Bugs -

日本語版 YaST のタイトル部分が文字化けしています。おそらく正規版では治るでしょう。正式版でもバグっています。

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次の作業は

openSUSE Leap 15.1 Web LAMP をインストール

WordPress on openSUSE 15.1 インストール

openSUSE Leap 15.1 で始める KVM, 無料のハイパーバイザー


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by islandcenter | 2019-05-25 09:34 | SUSE | Comments(0)

どこのニュースサイトにも取り上げられず、ひっそりと Micro Focus Open Enterprise Server (OES) 2018 SP1 (俗に NetWare の最新版)が出荷されていました。まだOESの事を NetWare だと信じている顧客や、SIベンダーがいる事が信じられない。あの青い管理ツール類や IPX なんてプロトコルはもう完全に過去のものです。

評価版を入手したので密やかにインストールしてみました。

リリースノートはこちら

OES 2018 SP1: Release Notes

インストール全体は SUSE Linux Enterprise 12 の流れに準じています。この記事を参考にしてください。ここでは SUSE のインストール作業を基に、異なる点を主に取り上げてみます。

SUSE Linux Enterprise 12 SP3 (SLES12sp3) のインストール

先代の OES2018 SPなしと、ほぼ同じ流れですが、コスメティックなデザインがかなり変わってしまったので、なんだか違うシステムをインストールしている気分になります。

OES2018 既存 eDirectory へのインストール


ここでは、OES2018 のインストールのポイントとなる点を説明します。全体的なインストールの流れは動画で6分半ほどにまとめました(盛大に音出ます)




Boot ロゴから完全に Novell 色がなくなり、全面的に「デザインは青」です。カメレオンの様に良く色が変わるもんですね。

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SUSE と同居していた時代からの Customer Configuration Center です。ここでは評価版なので、"Configure Later" で。
もう NCC とは呼ばないのでしょう。

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SLES12 をベースにしていますが、/ (ルート) ファイルシステムは Ext4 を使っています。eDirectory データベースだけは /opt の下に作られます。SUSE 15 の KVM テンプレートでは12Gバイトが指定されていました。ルートパーティションは最低でも10Gb、多少考えて多めに 16Gb 程度あれば困ることはないでしょう。

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インストールサマリから "Software" リンクを開くと、OES の各コンポーネントがあるのが分かります。ここではまだチェックしないで、後でインストールします。

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後は、 SUSE Linux Enterprise 12 とほぼ同じ手順でインストールが行われます。ウィザードに従ってインストールします。



- 再起動後 -

さて、再起動後

インストールサマリで、起動時の systemd ターゲットに Text Mode を選んだので、再起動後はテキスト版 YaST が起動してきました。

ここでまずは eDirectory の固定IPを設定し、ホスト名を確定させます。ホスト名は、eDirectory オブジェクトになるため、命名基準に従って、 HOSTNAME をセットします。

SUSE Linux (SLES12)  YaST で固定 IP アドレスの設定をする

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自動起動した YaST で IPを固定し、ホスト名を決めたら、基本のセットアップは終わりです。

後に何十台もインストールするのであれば AutoYast のクローンを作りますが、普通は考えられないので、Auto YaST の Clone チェックは外しておきます。

YaST が終わると、HOSTNAME がテンポラリーなものから、指定したものに変わっています。

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# startx して、GUIを起動してみました。全面的にデザインが真っ青です。

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- OES のアドオンのインストールと eDirectory のインストール -

まずはNTPの準備をしておくと良いでしょう。

eDirectory では時刻同期がシビアなので YaST > NTP Server で事前に NTP の環境を設定します。eDirectory をインストールする途中でも設定できますが、途中確認ができないので、事前に確実に設定しておくことをおすすめします。


ここから eDirectory をインストールするのですが、事前に、eDirectory のヘルスチェックをします。特に時刻同期に問題があると、後でややこしいことになります。

# ndsrepair -T

で時刻同期 "Time is in Sync" の状態が Yes であること。

# ndsrepair -R

でエラーがなくなるまで、各サーバーのディレクトリサービスを修復しておきます。

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YaST2 > Software > View > Pattern から、OES のパッケージをチェックしてインストールします。通常ファイルサーバーだけであれば、 NSS のみチェックすれば、後は必要な eDirectory 関連のパッケージもインストールされます。

それでも iManager だけは最新のものを使いたいので、ディレクトリツリーの中で、できればディレクトリパーティションの3台程度のサーバーに iManager をインストールする事をお勧めします。"iManager" もチェックしておきました。

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これで、OES 2018 関連のパッケージは最低限インストールされます。

- eDirectory のインストール -

YaSTの "OES" グループの中の ”OES Installation and Configuration” を起動して、セットアップを行います。

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インストールは必ず "Custom" で、

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はじめの1台目ではないので ”Existing Tree” を選び、ツリー名をセットします。

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レプリカがあるサーバーの IP アドレスか DNS 名をセットし、既存のツリーの Admin 名とパスワードをセットします。レプリカサーバーは R/W レプリカでも構いませんが、マスターレプリカを保持するサーバーを指定するのが定石です。

cn=admin,o=MyOrg の区切り文字は、ピリオド(.)ではなくカンマ(,)です。

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次の画面でサーバーをインストールするコンテナを "Browse" して、セットします。デフォルトのままだと、o=MyOrg が小間物屋の様にオブジェクトが並ぶ、お祭り状態になるので、必ず下位の OU のどこか適切なコンテナを選んで設定します。ユーザ管理と、インフラ管理が異なる担当である場合、サーバーオブジェクトをインストールするコンテナは、ユーザコンテナと別コンテナの方が、役割分担の上で重要になります。

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サマリを確認してインストールを開始します。綴りが間違っているとか、インストール先コンテナが適切か、他のサーバーの eDirectory のヘルスチェックは問題ないか、よく確認して "Next"

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eDirectory サービスのインストールが開始されます。レプリカサイズにもよりますが最低10分以上かかります。

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インストール中に ndstrace コンソールで dstrace の sync 同期進捗状態を確認すると良いでしょう。

# ndstrace

NDStrace : set dstrace=+sync

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最初は、オブジェクトがないため、エラーが出てきますが、赤いエラー状態から、だんだんと同期が完了して、内容に緑が増えてきたら、大体終わりに近づいてきます。

ndstrace を実行したコンソールは必ず

NDStrace : exit

してシェルプロンプトにもどしておきます。NDStrace 起動中に ×ボタンで閉じてはいけません。ndstrace がゾンビ化して、最悪再起動が必要になります。

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終わったようです。 Auto YaST の Clone のチェックは外しても構いません。

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- iManager のデザインが変わった -

それでは、ブラウザから、サーバーの IP or DNS 名を URL に設定して、セキュリティ例外を受け付けて iManager を開きます。

早速ログイン画面のデザインが大きく変わりました。一瞬「間違ったか!」「新手のエラーか?」と心臓に悪いと思える位にドラスティックに変わってしまいました。

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以前のバージョンでは "NetIQ iManager" だったのに、"Micro Focus iManager" に名前が変わりました。デザインの変更はコスメティックですが、あまりの印象の違いにかなり戸惑います。

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"Object"タブからサーバーをインストールしたコンテナを開き、サーバーが見えるかどうか確認してみました。

ユーザ、グループのアイコンが真っ白です。インストールに失敗したか、と思った位ですが、どうもこのデザインで正常なようです。どうも新手のバグかという位に心臓に良くない。お客さんから「iManager のアイコンが変だ!」とクレームがきそうですが、これで一応正常です。

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設定言語を Japanese にすると、日本語化されています。怪しい中華製品によくあるような、不自然な日本語ではありません。

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一応、バージョンを確認します。 SLES12 SP3 ベースです。

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- インプレッション -

Micro Focus から SUSE がスピンアウトして、最初のバージョンという事もあり、デザインの大幅な変更には驚かされました。ある意味、完全に Novell 色(赤) から、青を主体にすっかりデザインが変わってしまったことは、何ともなぁ、時代だなぁという寂しさを感じました。

ただインストール作業そのものは別に違和感がなく、デザインの変化というコスメティックな変化ばかりが目立ちます。

また、SLES のバージョンが現行 15 なのに、なぜ SLES12 SP3 なのかというのも気になります。正直、SLES12 より SLES15 の YaST の方が使いやすいしデザインもフレンドリーなので、ちょっと残念。まぁ、 SLE 15 はかなりインストーラが変わったので、OESのインストーラをフィットさせるのは面倒だったのでしょう。デザイン変更という安易な更に走った点は、「変化」を痛感させてくれますが、基本機能が変わるものでもないし、機能アップした、という点もないのでまぁこれで正解なのでしょうね。

インストール作業中に微妙にバグっぽい不安定な部分があったことも報告しておきます。

リリースノートを見る限り、Business Continuity Cluster (BCC) や Cloud Integrated Storage (CIS) と言った謎の機能が追加されたり、CIFS,NSSといった基本コンポーネントの機能、性能アップが書かれていますが、主要機能の変更は少ない様です。基本的に OES はファイルサーバー、プリントサーバー、ディレクトリサービスが主要な機能ですから、こう言った目に見えない部分のチューンアップは行われているのでしょう。新しい機能に飛びついていた平成前期と違い、今は令和の時代。顧客はバカではないですから、取ってつけた様な機能は、どうせ iFolder の様にスピンアウトした後は消滅してしまうので私には食指が動きません。

むしろ、eDirectory を使ったクラウドサービスや、iFolder を使ったスマートフォン、タブレット等との連携。サブスクリプション購入客は GroupWise のクラウドサービスを無償で使えるとか、そう言ったビジネス的な変更とマイグレーションの方が顧客受けするのではないのかな、と思います。製品一つのバージョンアップだけでは顧客は喜びません。もっと OES ファイルサービスという知的財産をクラウドと連携して、サービス化すべきではないでしょうか。

OES はサーバー数、CPUやソケット単位のサブスクリプション、販売単価ではありません。

サーバー数無関係な eDirectory のユーザオブジェクト単位のサブスクリプションなので、(結構高いけど)購読中は追加投資なく台数無制限でサーバーの追加ができるので、ファイルサーバーの台数が必要な大規模顧客には有利でお得な料金体系です。










by islandcenter | 2019-05-24 12:39 | OES Linux | Comments(0)

EaseUS Todo Backup Home 11.5は Robocopy より使えるか

私にバックアップポリシーは、「増分、更新分を Robocopy でバッチ処理でコピーする」で、「同期はしない」です。つまり誤削除や誤った上書きが怖いわけです。

また、二か所以上、二世代のバックアップ。オフラインメディアにもバックアップを取る。これが重要だと思います。ネットワークの共有領域にコピーを置いておくと、致命的な操作でバックアップも失われる危険があります。ただでさえ、惨事の最中は皆んなテンパっているものです。

という事で、一般に出回っている、コンピュータのバックアップソフトウェアはどうなのかな、と試してみました。


ただ、「Robocopy って便利だよ」って、伝えられない、一般的なPCユーザーもいるんですね。

- インストール -

EaseUS Todo Backup Home 11.5

無料ダウンロードを選択

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落としたら、ファイルを開いてウィザードに従いインストールします。

インストールの際にバックアップターゲットの指定。ここではローカルディスクしか選択できません。samba にバックアップしたいんだが....

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外付けHDDが必要です


強引に samba サーバーのパスを設定しました。

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- バックアップ -

テストとして、バックアップソースは Thunderbird のプロファイル(3G弱)を指定してバックアップします。細かなファイルが多く、Robocopy では時間がかかる部分です。

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起動します。

EaseUS Todo Backup Home 30日間の試用です。一応、30日間は全機能が使えるという事でしょうか。

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EaseUS Todo Backup Home の左上の三本線からメニューを立ち上げます。

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「ファイルバックアップ」を選び、Thunderbird のプロファイルディレクトリを選びます。

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EaseUS Todo Backup Homeは、デフォルトで、圧縮:標準、分割:自動です。分割を選ぶと、CD-Rや DVD-Rのサイズを選べます。バックアップ先がFATフォーマットの場合4Gbで分割されます。

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EaseUS Todo Backup Home のバックアップを開始してみました。

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細かなファイルが多いので、あまりパフォーマンスは出ません。 20Mb/Sec 程度です。

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受け側の Samba サーバーのトラフィックを zabbix で見てみました。やはりファイルが小さいと遅いですね。

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試しに、ISOなど、大きなファイルが多いフォルダを「圧縮なし」でバックアップしてみました。ほぼディスクの性能いっぱい。かなり高速です。バックアップは、ファイルのトータル量ではなく、サイズに左右されるのは仕方ありませんね。

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バックアップが終わりました。

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EaseUS Todo Backup Home では約14分20秒かかりました。2.9Gbの Thunderbird のプロファイルが 2.2G 程度に圧縮されました。速度は Robocopy より、地味に速そうです。

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ちなみに圧縮を「最高」にすると1.2Gほどに減りました。ただしCPUの負荷は大きい。



- リストア -

EaseUS Todo Backup Home のリストアのメニューです。バックアップジョブの中から「復元」を選びます。

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エクスプローラから、保存先の *.pbd ファイルを開いて、そこから「単品リストア」もできるようです。

また、pdb ファイルから、ドラッグ、ドロップでファイル単品を「コピー&ペースト」できます。これは地味に便利です。

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EaseUS Todo Backup Home のバックアップは時間指定と、フル、差分、増分バックアップを指定できます。
(常駐させないとダメなのかな、それともタスクスケジューラに登録されるのか)ただでさえ重いと悪評の Windows10 が重くなるなら、考え物です。

完全/増分/差分バックアップの違いと設定方法


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EaseUS Todo Backup Home でNASへのバックアップもできます。



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- EaseUS Todo Backup Home のイマイチな惜しいポイント -

- バックアップジョブの管理が面倒。
- File to File ではなく、File to Image なので、リストアの確実性に怖さがある。(アーカイブには向かない)
- オンラインヘルプしかない。しかも詳しくない。地味に使い方が分かりにくい。
- バックアップの管理とリストアの機能が弱い。
- 二世代バックアップ、別メディアへのバックアップをするにはかなり難しそう。
- 地味にネットワーク経由のバックアップがし辛い。出来るけど中途半端なつくり。
- システムがアイドリングしている間に、アンアテンドバックアップできない。
- バックアップやリストアの確認ダイアログがないのでイキなり始まる。リストアも確認なし。ちょっと怖い。

バックアップソフトウェアの需要な点は

- オペレータが意識しなくても自動化できる
- 常に重要なバックアップセットを最低二世代以上保存できる
- オフラインメディアが利用できる
- リストアを確実にできる事

といった点ですが、やっぱりバックアップソフトウェアの「一番難しいトコロ」が簡単すぎて逆に分かりづらいところは、残念です。ITエンジニアが一番やりたくない。あるいは惨事復旧してみて、一番メンタルにトラウマを発生させた作業が、リストア作業なんですね。

こういったクリティカルなソフトウェアは、開発者が自ら「ドッグフード」を食べているのか? という点が評価ポイントです。

もっと「バックアップとリストア」に特化してくれると嬉しい。でも、初心者には「わかりやすい」ところも大事なので、その点は、まぁいい線行っていると思います。


- この他の機能(重要) -

- システムバックアップ(戻せるかは運次第でしょう)
- ディスク、パーティションバックアップ(現実的な選択)
- メールバックアップ(Outlook な人向け)
- ディスクのクローン(ディスクの換装とセットで使えそう)
- データシュレッド(ディスク破棄前にやっておきたい)
- WindowsPE ディスクの作成(地味に重要)
- iSCSI (地味に嬉しいが、これなぁに、と言う人には全く意味がない)


- 結論 -

評価版から入って 3,980円 は安いと思います。ただ、 Robocopy 運用出来ている私の立場からすると、価格相応でバックアップの機能だけならいらないかな、と言う感じです。少なくとも、今のデータ保護ポリシーで満足しているなら必要はありません。

でもその他の機能が豊富なので、その点はいいですね。エンタープライズの IT部門のベテランには帯に短したすきに長しという感じです。Home 向けですからITプロならもっとお金を出して別を探せという事です。

素人さんには手軽でいいと思いますが、バックアップソフトウェアはリストアが命。リストアは惨事復旧の要です。時間かけてリストアして、更にややこしい問題が出ては本末転倒です。この辺が機能的にもヘルプもナレッジベースもないので弱い。

素人さんでもリストアが容易かどうかが判断の基準でしょう。

システムのバックアップは取っておいても、どうせリストアしても、まともにシステムが動くとは思えないので、ディスク丸ごとクローニングした方が無難かもしれません。この機能は重要でしょう。ここはポイントが高い。バックアップ用ソフトウェアや手段は、沢山あるので、余分な機能で差別化が必要なのですね。

機能としては、必要十分ですが、イメージファイル一品ではなく、ディレクトリ丸ごとの形式で、ファイルとして別々に「バックアップコピー」してくれるモードが欲しいですね。あるいは ZIP 形式や rar などの一般ファイル形式にしてほしい。ある意味、バックアップとリストアに特化した方が分かりやすいかもしれません。

データのバックアップは、単に、ローカルディスクのファイルをバックアップするだけではなく、「アーカイブして移動」する機能が欲しいわけです。特にノートPCの 256Gb のSSDでは、容量が圧倒的に少ない。ローカルファイルを、構内ネットワークの「どこかに」別々なメディアにオフラインで保管することは重要です。この機能がない。

バックアップの世代管理や、リストアの「判りやすさ」(簡単さとは違う)は重要です。独自形式のフォーマットではなく、Windows なら VHD や ZIP 形式など、汎用性の高いアーカイブ方式であれば、リストアの安心感がありそうな気がします。

企業レベルで使うなら、一つの運用ポリシーで、エンタープライズ版をお勧めします。PCが30台以上あれば、これで10万円チョットは安いでしょう。







by islandcenter | 2019-05-16 15:03 | Windows | Comments(0)

ここでは SUSE Linux Enterprise 15 (SLES15) で、Squid Proxy キャッシュサーバーの構築手順について説明します。若干 openSUSE とは手順が違うので、異なる点はコメントしておきました。

メディアからOSのインストール、パーティション分割、Squidのインストールと初期設定までを7分弱の動画にまとめました(派手な音が出ます)


全体の流れは動画を見てご理解いただければ幸いです。

ここから先は、 openSUSE とは違う SLES15 固有のポイントを説明します。

- アドオンのインストール -

SLES15 では、アドオンのインストールの際に、登録されたリポジトリか、インストールDVD以外にパッケージDVDの1枚目のメディアが必要です。全て1枚で済む openSUSE Leap 15 とはその点が異なります。

ここでは、DVDをインストールソースにしているので、パッケージDVDに差し替えが必要です。

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メディア交換

メディア交換をして Next を押すと、 利用可能な Extension のリストが出てくるので、"Basesystem", "Desktop-Applications", "Server-Applications" の各 Modules をチェックします。openSUSE は一枚もののインストールDVDなので、この手間はありません。

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- パーティションの設定 -

パーティションの設計です。

キャッシュは /var/cache/squid の下に作成されるため、"/var" がシステムとは別の物理ディスク、別パーティションとなるのが理想です。I/O の性能を考えて、SAS-Raid や SSDの様な高速なメディアを使うと良いでしょう。プロポーザルのパーティション提案から、Expert モードに入ってパーティションを調整しました。

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/var は二台目の物理ディスクに作られます。仮想環境においては、この仮想イメージファイルを SSD に作るとか、直接パーティションを指定するなどの方法もあります。

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後は指示に従って、パッケージのインストール、再起動を行います。


- yast2-squid によるパッケージのインストール -

SLES15 では初期状態では YaST に squid のメニューがありません。

openSUSE Leap 15 の場合は、通常にインストールすれば、YaST メニューに squid アイコンがあります。

SLESの場合、まず、YaST > Software Management から、 yast2-squid を Search して、インストールしておきます。

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一旦、yast を終了して、YaST を再起動すると Squid アイコンが出てくるので、ここからは、YaST の指示に従って、インストール/設定をします。

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Start Up のセッションで、"When Booting" をチェックして、"Start Squid Now" を押すと、squid はデフォルト状態で起動します。

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yast-squid で設定できる項目は、ディレクトリなどの指定や、アクセス許可/拒否リスト、キャッシュのサイズなどだけです。

細かなパラメータは直接 /etc/squid/squid.conf を調整する必要があります。




- 固定IPの設定 -

もちろん、 Squid Proxy は、固定IPを設定すべきですから YaST > System > Network Settings から固定 IP を設定しておきます。



この状態で、各ユーザのプロクシ設定を行えば Squid は一応、デフォルト状態で動作します。

SUSE Linux (SLES12)  YaST で固定 IP アドレスの設定をする。



- SLES,openSUSE のプロクシクライアントの設定 -

話は逸れますが、 SLES, openSUSE のプロクシクライアントの設定は YaST > Network Services > Proxy から設定します。今回はテスト環境なので自ホストが自プロクシを参照しています。

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YaST2 のプロクシの設定画面です。

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これで、プロクシが機能しているか確認してみましょう。

確認くん

診断くん

確認くんで調べると、プロクシのバージョンが表示されました。どうやら Squid Proxy は動作しているようです。

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しかし、デフォルトでは、プロクシを使っているのがバレバレで、構内ネットワークの端末名、IPアドレスまで表示されます。”forwarded_for off" を設定すると、これらの内部情報は相手に送られなくなるので必ず設定しておくと良いでしょう。



- /etc/squid/squid.conf の書き換え -

他にも Proxy 経由での接続を拒否するサイトなどもあるため、できるだけプロクシ経由であることを秘匿しなければなりません。/etc/squid/squid.conf に付け加えるのは次の行です。

visible_hostname unknown
forwarded_for off
request_header_access X-FORWARDED-FOR deny all
request_header_access Via deny all
request_header_access Cache-Control deny all

squid を再起動します

# systemctl restart squid

※ squid の停止/再起動には数十秒の時間がかかります。

- squid の状態チェック-

/usr/lib64/squid/cachemgr.cgi を /srv/www/cgi-bin にコピーしておくと、ブラウザから Squid の動作状態を確認できます。

※ただし apache2 が動作している必要があります。

/etc/squid/chchemgr.conf の localhost の行に、squid.conf に設定したプロクシのポートを設定します。

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http://proxy-IP/cgi-bin/cachemgr.cgi を開きます。

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更に詳しい情報はこちらをご参考下さい。

SquidキャッシュマネージャのCGIインタフェース(cachemgr.cgi)


また、squid のクライアントアクセス状況を調べるには次のように squidclient ツールを使います。(8080 は今回 squid.confに設定したポート番号)

# squidclient -h localhost -p 8080 mgr:client_list

squidclient man page








by islandcenter | 2019-05-10 16:54 | SUSE | Comments(0)