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openSUSE 15.1 に入れた zabbix5 で、インターネットの疎通、サービス状態の確認をする方法です。

この春先から、どうもインターネット接続が遅かったり、切れたりする症状に悩まされています。その都度、google なんかに ping して、レスポンスを確認してたのですが、メンドクサイ。何しろ「リモートワーク」の時代。地方拠点から本社への出張なども憚れると、どうしても気になるのはインターネットトラフィックです。

その後の新型コロナウイルスのフレッツトラフィックへの影響


という事で openSUSE Leap 15.1 で動いている zabbix5 に、外部サービスの死活監視、ping の応答時間などをチェックさせてみました。

How to setup zabbix4.2 on openSUSE Leap 15.1 セットアップ
https://islandcnt.exblog.jp/239366228/

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1
https://islandcnt.exblog.jp/240337666/

対象は

- Google などの海外の大手
- Google DNS の様な巨大インフラへの Ping 監視
- 契約先の経路の短い Web サイトの HTTP 監視
- 契約先の経路の短い NTP サーバーへの Ping 監視

などを、可視化できないものか試してみました。



- Zabbix5 で HTTP サービスと PINGの監視 -

左のメニューから、Configuration > Hosts > リストが出てきたら、 Create Host
zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12213034.png

Host Name と group はとりあえず Google で Linux Servers、Interfacesは Zabbix Agent を remove して とりあえず IMPI、ホストのDNSを設定して Port は443 をセットして "Add" ボタンを押します。この辺りは適当でかまわないかも.....

次に左上の"Template" メニューを開きます。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12215508.png

Link new templates から "select" ボタンで”Linux Server” > Template App http や https サービスをチェックします。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12223668.png

ping もチェックしたいのなら Template ICMP Ping もチェックします。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12230824.png


最後に "Add" ボタンを押します。

Hosts の上にある Applications, Items, Triggers を、それぞれ Enable ボタンを押して監視を開始しました。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12233447.png

幾つかの HTTP サービスが Down State で見えない時があるのが分かります。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12240321.png

サービスがアップしているかどうかは。1と0の値で評価されるので、グラフがV字化している時は繋がりにくかったことが分かります。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12242658.png

ダウンしていた事が報告されていますね。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12245202.png

Yahoo.co.jp と Google.com の状態です。ダウンしている時間帯がほぼリンクしているので、海外との通信より、ウチと契約先の ISP、あるいは契約回線の問題だと判ります。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12252509.png
GoogleDNS と、契約先の ntp.bbtec.net (経路的には一番近いかな)を ping して値をみてみます。まず Ping 応答が無くなり、結果 HTTP サービスも動かないという事です。


拡大しました。全体的に google のサービスより Yahoo BB の ping 応答が遅い様な感じですね。Avarage も、Google DNS より ntp.bbtec.net の方がレスポンスが悪い様です。海外との回線よりISP内部の遅延がある様です。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12260847.png

朝の3時は iOS のアップデートが始まります。このタイミングでも google のレスポンスは見事に遅延しています。

zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック_a0056607_12271394.png

ダメじゃん、ウチの契約回線が悪いのだ..... と判断しています。

SoftBank Air の様な容量無制限モバイル Wifi でも、共有 IP (シェアドIP)なので、グローバルIPが切り替わる都度に、遅延や切断は起こりそうです。まぁ、モバイル Wifi では明示的に速度制限の対象となる場合もあるので「ビデオ会議」などのライブストリーミングが制限されない事を確認すべきでしょう。

Softbank Air: Wifi ネットワークの暗い闇、シェアード IP


--
今回は外部の ICMP Ping とHTTP サービスを Zabbix5 でトレンドを見てみました。今までの Zabbix4 までのグラフ機能では、複数のデバイスのトレンドが見れなかったので、良くなったと思います。

例えばオンラインミーティングが始まる午前9時とか、午後13時とかにハッキリ遅延が起こるのであれば、これは、コロナ騒動でのリモートワークの影響だとキッパリ言えそうなんですが、冒頭の IIJ のブログにもあるように、リモートワークの影響ではなさそう。やっぱりウチの Yahoo BB のプアな回線状況が原因と考えられます。

さて、プアな自宅回線の強化、月々の利用料金はどう会社負担になるのでしょう、今後のリモートワークの課題ですね。

応用として、例えば支店に設置したインターネットVPNルータや管理用 HTTP などのサービスの状態のチェック。自社の提供するサービスの死活管理などに利用できます。Pingの応答速度は、折れ線グラフ化できるので、昼間と夜間の違いはないかを可視化できます。

拠点間ルータの snmp 管理機能や、リモート拠点間のサービス状況を調べる事で、拠点の「ネットが遅い」問題の原因を検討する事もやってみる事です。明かに、ISPのサービスレベルの問題であると判断できる要因が長期のトレンドで見つかるなら、契約ISPを変える為の稟議書を書く根拠にもなります。

Zabbix のように応用力の高いツールがあれば、「その時」ではなく、たとえ数時間でもトレンドが見える事はよいことです。








by islandcenter | 2020-05-31 13:27 | SUSE | Comments(0)


openSUSE Leap 15.1 上の zabbix4 を Zabbix5 にアップデート

Zabbix 5.0 LTS がリリースされたので、現行で運用している openSUSE Leap 15.1 上の zabbix 4.2.5 からのアップデート顛末記です。
前回 zabbix 4.2 をインストールした手順はこちら

How to setup zabbix4.2 on openSUSE Leap 15.1 セットアップ
https://islandcnt.exblog.jp/239366228/

zabbix 5.0 のインストールはこちら

Download and install Zabbix
https://www.zabbix.com/jp/download

今回から、バイナリは提供されず、リポジトリを登録してインストールする形式になりました。閉塞環境ではインストールできないようです・

Zabbix5 の仮想アプライアンス、ライブメディアはこちらです。ubuntu ではなく CentOS に変更されたようです。

Zabbix Cloud Images and Appliances
https://cdn.zabbix.com/zabbix/sources/stable/5.0/

Install Zabbix Appliance
https://www.zabbix.com/jp/download_appliance

アップデートに必要な情報はこちらにまとめられています。php7.2 以降が必要、maiadb は10.2.1 以前はアップデートが必要です。yast か zypper でアップデートしておきます。

9 Upgrade notes for 5.0.0
https://www.zabbix.com/documentation/current/manual/installation/upgrade_notes_500







- バックアップ -

一応、大事なものはバックアップしておきます。マニュアルに記載があるのは、次のファイルです。(マニュアル読んどけよ、取らなかったじゃないか....)
  • /etc/zabbix/zabbix_server.conf
  • /etc/apache2/conf.d/zabbix.conf  (RH系は /etc/httpd)
  • /usr/share/zabbix/*
  • /usr/share/doc/packages/zabbix-* (RH系は /usr/share/doc/zabbix*)

仮想環境なら、イメージ毎バックアップしておけば良いでしょう。
openSUSE 15 はデフォルト BtrFS なので、スナップショットを取っておきました。(/var が XFS だった.... 敗因)

SLES12が採用した btrfs, snapper を使った Snap Shot
https://islandcnt.exblog.jp/20441162/

SLES12 の Snapper のチューニング
https://islandcnt.exblog.jp/20453565/

4 Snapperによるスナップショットとロールバック
https://documentation.suse.com/ja-jp/sles/11-SP4/html/SLES-all/cha-snapper.html

yast2 > Filesystem Snapshot で、スナップショットを作成しておきます。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09164227.png

- アップデート -

このページにあるインストール手順に従って、zabbix リポジトリを更新します。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09174603.png

具体的には、次のコマンドを実行するだけでした。

# rpm -Uvh --nosignature https://repo.zabbix.com/zabbix/5.0/sles/15/x86_64/zabbix-release-5.0-1.el15.noarch.rpm

リポジトリをアップデートしたら YaST の Software Repositories から、Zabbix5 のリポジトリを Enabled, Autorefresh にチェックを入れます。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09185202.png


- Zabbix の停止 -

アップデートの前に、 YaST > Service Manager から zabbix_server, zabbix_agent, MariaDB を Stop させておきます。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09210686.png



- zabbix 本体のアップデート -

YaST > Software Management から ”zabbix” を検索して、zabbix パッケージにチェックが入っているものを全部、右ボタンから "Update" にセットし、Accept します。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09200290.png

アップデートが終わりました。


- zabbix5 の起動 -

YaST > Service Manager から、停止させていた MariaDB, zabbix_server, zabbix_agent を Start させます。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09223345.png

インストールが終わった後の、バージョン情報です。

zabbix:~ # zabbix_server -V
zabbix_server (Zabbix) 5.0.0
Revision 9665d62db0 11 May 2020, compilation time: May 11 2020 14:35:25

Copyright (C) 2020 Zabbix SIA
License GPLv2+: GNU GPL version 2 or later .
This is free software: you are free to change and redistribute it according to
the license. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

This product includes software developed by the OpenSSL Project
for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/).

Compiled with OpenSSL 1.1.0i-fips 14 Aug 2018
Running with OpenSSL 1.1.0i-fips 14 Aug 2018
zabbix:~ #
This is free software: you are free to change and redistribute it according to
the license. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

This product includes software developed by the OpenSSL Project
for use in the OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/).

Compiled with OpenSSL 1.1.0i-fips  14 Aug 2018
Running with OpenSSL 1.1.0i-fips  14 Aug 2018
zabbix:~ #


- あれ?フロントエンドが動かない .... -

アップデートした後、ブラウザをリロードしたら、変なデータベースエラーが出ていました。どうもDBのスキーマを更新していたようです... すぐにログインできる様になりましたが、情報もなく冷や汗モノでした。(敗因)

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_15124586.png

- ログイン -

全体のフロントエンドスクリーンです。かなりデザインが変わりました。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09230458.png



ー グラフがない? ー

グラフの表示は随分変わりました。以前は Graph というメニューがあったのですが、左のメニューから Latest data > Hosts より、グラフを出したいホストを Select して選び、”Applications" から、例えば "Network interfaces" とか”Storage” などのアイテムを選んで "Apply" すると、フィルタがかかります。右に”Graph” リンクを開くと、そのアイテムのグラフが出てくる方式です。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09232986.png

例えば、 NIC のI/O を見たい場合、Bits Sent と Receive の二つをチェックして、"Display stacked graph" を押します。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09234899.png

Network Interface の I/O グラフが出てきました。

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_09241687.png

- なにぃ? 404 Error だと! -
 zabbix url http://zabbix/zabbix  "Object not found 404 error" after update zabbix4 to 5.
  -> /etc/apache2/conf.d # cp zabbix.conf.rpmsave zabbix.conf 

ブラウザがクラッシュして、もう一度、"http://zabbix/zabbix" を開いたら、404エラーを吐きやがった!

そこで /srv/www/htdocs/zabbix ディレクトリを掘って、 /usr/share/zabbix/ 以下をコピーしたら、問題なく動いた。

zabbix:/srv/www/htdocs/zabbix # cp /usr/share/zabbix/* -Rv .

ははぁ、これは何かリダイレクトの問題だなと思い、調べたけれどわからない。そこで、バックアップを取っていた KVM の RAW イメージフォーマットをマウントし

sles15:~/mnt # kpartx -av /var/lib/libvirt/images/zabbix42/zabbix42.disk1.raw
add map loop0p1 (254:0): 0 16384 linear 7:0 2048
add map loop0p2 (254:1): 0 29360128 linear 7:0 18432
add map loop0p3 (254:2): 0 4194527 linear 7:0 48242688
add map loop0p4 (254:3): 0 18864128 linear 7:0 29378560
sles15:~/mnt # ls /dev/mapper/
control  loop0p1  loop0p2  loop0p3  loop0p4
sles15:~/mnt #
sles15:~/mnt # mount -o loop /dev/mapper/loop0p2 /mnt/tmp
sles15:~/mnt # ls /mnt/tmp
.snapshots  boot  etc   lib    mnt  proc  run   selinux  sys  usr
bin         dev   home  lib64  opt  root  sbin  srv      tmp  var
sles15:~/mnt # ls /mnt/tmp/etc/apache2/conf.d/ -al
total 16
drwxr-xr-x 1 root root  84 Feb  5 17:51 .
drwxr-xr-x 1 root root 778 Jan  9 00:06 ..
-rw-r--r-- 1 root root 361 Jan  9 00:06 gitweb.conf
-rw-r--r-- 1 root root 793 Apr 11  2019 manual.conf
-rw-r--r-- 1 root root 354 May  4  2019 php7.conf
-rw-r--r-- 1 root root 913 Jul 11  2019 zabbix.conf
sles15:~/mnt # cd
sles15:~ # kpartx -d /var/lib/libvirt/images/zabbix42/zabbix42.disk1.raw
loop deleted : /dev/loop0
sles15:~ #

調べてみたら、あった。
/etc/apache2/conf.d/zabbix.conf が zabbix.conf.rpmsave にリネームされていた。


zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1_a0056607_15202752.png

zabbix:~ # cat /etc/apache2/conf.d/zabbix.conf.rpmsave
#
# Zabbix monitoring system php web frontend
#

Alias /zabbix /usr/share/zabbix

<Directory "/usr/share/zabbix">
    Options FollowSymLinks
    AllowOverride None
    Require all granted

    <IfModule mod_php7.c>
        php_value max_execution_time 300
        php_value memory_limit 128M
        php_value post_max_size 16M
        php_value upload_max_filesize 2M
        php_value max_input_time 300
        php_value max_input_vars 10000
        php_value always_populate_raw_post_data -1
        # php_value date.timezone Europe/Riga
        php_value date.timezone Asia/Tokyo
    </IfModule>
</Directory>

<Directory "/usr/share/zabbix/conf">
    Require all denied
</Directory>

<Directory "/usr/share/zabbix/app">
    Require all denied
</Directory>

<Directory "/usr/share/zabbix/include">
    Require all denied
</Directory>

<Directory "/usr/share/zabbix/local">
    Require all denied
</Directory>
zabbix:~ #



zabbix:/etc/apache2/conf.d # cp zabbix.conf.rpmsave zabbix.conf
zabbix:/etc/apache2/conf.d #
zabbix:/etc/apache2/conf.d # ls -al
total 20
drwxr-xr-x 1 root root 122 May 20 15:30 .
drwxr-xr-x 1 root root 778 May 20 13:22 ..
-rw-r--r-- 1 root root 361 Jan  9 00:06 gitweb.conf
-rw-r--r-- 1 root root 793 Apr 11  2019 manual.conf
-rw-r--r-- 1 root root 354 May  6 21:23 php7.conf
-rw-r--r-- 1 root root 913 May 20 15:30 zabbix.conf
-rw-r--r-- 1 root root 913 Jul 11  2019 zabbix.conf.rpmsave
zabbix:/etc/apache2/conf.d #

サービスの再起動ではうまく行かなかったので、再起動したら、問題は解決できた。

何のためにスナップショット取ったのか、今になって反省しています。

- First Look (まとめ)-

Zabbix4 から Zabbix5 へのアップデートは、予想より困難な事はありませんでした。openSUSE Leap 15.1 では特にハマる点もなく(エイリアスにはハマったけど)、ほとんどの作業を YaST のマウス操作でアップデートできてしまいました。

/var を xfs パーティションにしたのは、スナップショットが使えず、敗因だったなと思います。

Web Interface は随分変わってしまったので、オペレータさん用の新しい操作マニュアルが必要そうです。

特に私の様に「グラフ命」だったヒトには、グラフの操作方法が変わってしまって、残念な感じがします。一応 Widget に旧タイプのグラフがあるようです。慣れの問題と言えますが、カスタマイズした場合、内容がそのまま移行できたかどうかは分からないので、アップデートは十分な調査が必要です。

主な変更点はマニュアルで確認してください。SUSEに関する記述が抜けているのはご愛敬です。

5 What's new in Zabbix 5.0.0
https://www.zabbix.com/documentation/current/manual/introduction/whatsnew500





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by islandcenter | 2020-05-20 09:29 | SUSE | Comments(0)

- はじめに -

ここでは SUSE Linux 15 (openSUSE Leap15.1) に nginx と mariadb をインストールして、phpMyAdmin を動かすまでの作業を説明します。

この環境では openSUSE Leap 15.1 に nginx HTTP サーバーと php7 がインストールされています。

事前の作業はこちらをまずご参考下さい。

SUSE15 で動かす nginx HTTP, インストール

SUSE Linux 15(openSUSE15.1 Leap) で php7 on nginx

参考元となった文書はこちらです。大変分かりやすいので一緒に参考にしてください。

Install LEMP – Nginx, PHP, MariaDB and PhpMyAdmin in OpenSUSE



- mariadb のインストール -

yast/yast2 で Software > Software Management から mariadb を "search" して、mariadb をチェックすると mariadb-client もインストールされます。

あるいは zypper install します。

SUSE Linux 15(openSUSE Leap 15)に mariadb、phpMyAdmin を入れるまで_a0056607_13203717.png

インストールが終わったら、yast/yast2 から > System > Service Manager を開き、mariadb を "Start" / "On Boot" にセットします。

もしくは systemctrl コマンドを使います。

SUSE Linux 15(openSUSE Leap 15)に mariadb、phpMyAdmin を入れるまで_a0056607_13211360.png


systemctrl でステータスを見るとこんな感じです。


opensuse151:~ # systemctl status mariadb
● mariadb.service - MySQL server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/mariadb.service; enabled; vendor preset: disabled)
Active: active (running) since Thu 2020-04-30 12:36:00 JST; 58s ago
Process: 9507 ExecStartPre=/usr/lib/mysql/mysql-systemd-helper upgrade (code=exited, status=0/SUCC>
Process: 9442 ExecStartPre=/usr/lib/mysql/mysql-systemd-helper install (code=exited, status=0/SUCC>
Main PID: 9513 (mysqld)
Status: "Taking your SQL requests now..."
Tasks: 30 (limit: 4915)
CGroup: /system.slice/mariadb.service
└─9513 /usr/sbin/mysqld --defaults-file=/etc/my.cnf --user=mysql

Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: rcmysql start
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: You can test the MariaDB daemon with mariadb>
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: Please report any problems at http://mariadb>
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: The latest information about MariaDB is avai>
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: You can find additional information about th>
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: http://dev.mysql.com
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: Consider joining MariaDB's strong and vibran>
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9442]: https://mariadb.org/get-involved/
Apr 30 12:36:00 opensuse151 mysql-systemd-helper[9513]: 2020-04-30 12:36:00 140479655942336 [Note] />
Apr 30 12:36:00 opensuse151 systemd[1]: Started MySQL server.


- mysql の初期導入 -

mysql_secure_installation コマンドで、データベースの初期セットアップをします。

opensuse151:~ # mysql_secure_installation

NOTE: RUNNING ALL PARTS OF THIS SCRIPT IS RECOMMENDED FOR ALL MariaDB
SERVERS IN PRODUCTION USE! PLEASE READ EACH STEP CAREFULLY!

In order to log into MariaDB to secure it, we'll need the current
password for the root user. If you've just installed MariaDB, and
you haven't set the root password yet, the password will be blank,
so you should just press enter here.


Enter current password for root (enter for none):
<--- パスワードは未セットなので[Enter]
OK, successfully used password, moving on...

Setting the root password ensures that nobody can log into the MariaDB
root user without the proper authorisation.

Set root password? [Y/n] y
New password: <----- 新しい mysql の root パスワード
Re-enter new password: <----- 新しい mysql の root パスワード
Password updated successfully!
Reloading privilege tables..
... Success!


By default, a MariaDB installation has an anonymous user, allowing anyone
to log into MariaDB without having to have a user account created for
them. This is intended only for testing, and to make the installation
go a bit smoother. You should remove them before moving into a
production environment.

Remove anonymous users? [Y/n] y <---- 後はデフォルトで Yes です。
... Success!

Normally, root should only be allowed to connect from 'localhost'. This
ensures that someone cannot guess at the root password from the network.

Disallow root login remotely? [Y/n] y
... Success!

By default, MariaDB comes with a database named 'test' that anyone can
access. This is also intended only for testing, and should be removed
before moving into a production environment.

Remove test database and access to it? [Y/n] y
- Dropping test database...
... Success!
- Removing privileges on test database...
... Success!

Reloading the privilege tables will ensure that all changes made so far
will take effect immediately.

Reload privilege tables now? [Y/n] y
... Success!

Cleaning up...

All done! If you've completed all of the above steps, your MariaDB
installation should now be secure.

Thanks for using MariaDB!
opensuse151:~ #



- php-fpm.conf ファイルの変更 -

php-fpm の導入はこちらを参考にしてください。

SUSE Linux 15(openSUSE15.1 Leap) で php7 on nginx
https://islandcnt.exblog.jp/240241791/

/etc/php7/fpm/php-fpm.conf ファイルのオリジナルのバックアップを取って、php-fpm.conf.default を上書きコピーしてから

error_log = log/php-fpm.log

の行のコメントを外して、有効化します。


opensuse151:~ # ls /etc/php7/fpm/
php-fpm.conf php-fpm.conf.default php-fpm.d
opensuse151:~ # cp /etc/php7/fpm/php-fpm.conf /etc/php7/fpm/php-fpm.conf.org
opensuse151:~ # cp /etc/php7/fpm/php-fpm.conf.default /etc/php7/fpm/php-fpm.conf

opensuse151:~ # ls /etc/php7/fpm/ -l
total 24
-rw-r--r-- 1 root root 4410 Apr 30 13:13 php-fpm.conf
-rw-r--r-- 1 root root 4410 Mar 10 02:19 php-fpm.conf.default
-rw-r--r-- 1 root root 4409 Apr 30 13:13 php-fpm.conf.org
drwxr-xr-x 1 root root 48 Apr 11 14:00 php-fpm.d
opensuse151:~ #

opensuse151:~ # gedit /etc/php7/fpm/php-fpm.conf &

次の行を有効化します。

error_log = log/php-fpm.log

SUSE Linux 15(openSUSE Leap 15)に mariadb、phpMyAdmin を入れるまで_a0056607_13291077.png

- phpMyAdmin のインストール -

yast/yast2 から Software > Software Management より phpMyAdmin をサーチしてインストールします。

もしくは zypper install します。

別バージョンの openSUSE のパッケージの場合 software.opensuse.org の1クリックインストールが便利です。


SUSE Linux 15(openSUSE Leap 15)に mariadb、phpMyAdmin を入れるまで_a0056607_13374108.png


- phpmyadmin.conf の作成 -

/etc/nginx/vhosts.d/phpmyadmin.conf を次の様に作成します。これを作らないと mysql がライブラリエラーを吐きます。

opensuse151:~ # cat /etc/nginx/vhosts.d/phpmyadmin.conf
server {
listen 80;

server_name localhost/phpMyAdmin;

root /srv/www/htdocs/phpMyAdmin;

location / {
try_files $uri /index.php?$args;
}

location ~ \.php$ {
try_files $uri =404;
fastcgi_pass 127.0.0.1:9000;
fastcgi_index index.php;
include fastcgi_params;
}
}

SUSE Linux 15(openSUSE Leap 15)に mariadb、phpMyAdmin を入れるまで_a0056607_13294383.png



- nginx と php-fpm の再起動 -

systemctrl か yast の Service Manager から nginx と php-fpm を再起動します。

opensuse151:~ # systemctl restart nginx
opensuse151:~ # systemctl restart php-fpm

ブラウザから、 phpMyAdmin の index.php を開きます。

http://host_ip/phpMyAdmin/index.php

root/ "mysql_secure_installation で設定したパスワード" でログインします。

SUSE Linux 15(openSUSE Leap 15)に mariadb、phpMyAdmin を入れるまで_a0056607_13301780.png

無事に立ち上がりました。

SUSE Linux 15(openSUSE Leap 15)に mariadb、phpMyAdmin を入れるまで_a0056607_13304517.png

phpMyAdmin ドキュメンテーション

Welcome to phpMyAdmin's documentation!

これで、SQLにくわしくなくても、MySQL のデータベースの管理ができます。








by islandcenter | 2020-05-06 10:10 | SUSE | Comments(0)